aikoこそ「格好いいな」

aiko Live Tour “Love Like Pop Vol.20″
@アクトシティ浜松 大ホール (Live)


まずは何より「aiko、浜松に来てくれてありがとう!!」
彼女自身MCの中で何度も「初めての浜松」を強調していて
「初めての街でライブができる喜び」
を実感しているようだった。
ウナギは公演前日、餃子は公演日の昼にいただいたとか(^^;)
静岡でなく浜松だった理由が劇団四季と関係しているのか
私にはわからないし、オーディエンスも地元民ばかりでなく、
関東や中京圏からの「遠征組」も結構多かったようだが
それでも地元で盛り上がれたことが素直に嬉しい。
終演後、アクトの飲み屋から出てきたおっさん連中が
大ホールから出てきたaikoジャンキーの波に圧倒されて
「カブトムシぃ?」と言いながら道を空ける様子を見て
(普段の私はこっちの道を空ける側だったりして(^^;) 
 ちなみに「カブトムシ」は演奏してないんだけどね。)
まさに「わたしたちの日常」にaikoがやってきてくれたこと、
今、この街にaikoが来て、自分はそこに立ち会えたのだ
ということを改めて感じました。
(新しいアルバムをひっさげてのホールツアーらしく
収録されている13曲の中から9曲を取り上げて
その間その間になつかしい曲をはさむ構成。
私自身、新しいアルバムである「湿った夏の始まり」は
自分の中に落ちながら好きになってきたところだったし、
ホーンセクションも入れての厚みのある演奏に乗せて
彼女のパワフルな声がアクトの大ホールにこだまする様を
五貫で感じながらじんわりきたし、心底楽しめた。
アルバムと同じく、ピアノのイントロから重厚感ある
バンドサウンドへとつないでいくオープニングアクト、
「格好いいな」から始まって、
挨拶後にステージに残り、終演後のMCをしていたaikoが
1回引っ込んだバンドメンバーを呼びに戻って
もう1回ステージに引っ張り出して(^^;)演奏した
ダブルアンコールの「be masuter of life」まで
耳で、目で、口で、突き上げる右腕で、体全体で、
彼女と自分なりのコミュニケーションを取りながら、
地元であるこの街で、彼女と、バンドメンバーと
同じ空気感を共有して過ごすことができた。
夢のようなひとときはあっという間だったが、
またこの街で、こんなチャンスがあることを信じて
「オッサンがこんなところに来ていいのか?」などと
尻込みせずに楽しみに待ちたいと思う。





ネタバレ覚悟でセトリをご覧になりたい方は
どうぞ。