県内店の奮起と新規開拓を期待。




すっかり秋の風物となった「静岡ラーメンフェスタ」。
人間ドックの直前などを除いて、ほぼ毎年足を運んでいる。
ここ数年、東京や名古屋などのラーメンイベントにも
出かけているが、その中でもラーメンの質が高いし、
毎年県内のラーメン屋も出店しているのが魅力だ。
しかし・・・、
今年私が食べたのは、全て県外の店だった。
県内の店も出店していたが、どれも今ひとつ。
そのままで十分いいと思うのに、
辛み味にしたり、奇をてらった特別味にしたり。
同じ店が何年も続けて出店していて話題性に欠けるのなら
新しい店を開拓・出店させればよい。
また、2つ以上の店の「コラボ企画」というのは
よくわからない。
路線がちがう店がどうして「コラボ」できるのか?
店主の思いとかこだわりとか、何なんだろう。
そんなこんなで、県内店は食べようと思う以前に
「企画」自体が心ひかれず、列に並ばなかった。
で。


函館・めんきちの「函館淡麗鴨潮らあめん」。
まさに「淡麗」。
淡い塩味の向こうに昆布と鶏の風味がほのかに香る。
黄色い細麺は小麦の香りと歯ごたえがしっかり。
続いて。


東京板橋・らあめん 元の「琥珀煮干潮麺」。
煮干しを主とするスープは魚介の香りがプンプン。
しっかりした味と風味だが、ちょっと強すぎる印象も。
また、「太めの平打ち麺」というのも
少し自分の好みから外れてしまうかな。
最後に。


東京小金井・くじら食堂の「極上白醤油ラーメン」。
スープはまさに「あさり」。
煮干しなどの香りも漂い、
あっさりと透き通って雑味のない印象。
少し芯を残したアルデンテ風の極細麺は歯ごたえもよく、
スープとの相性がすごくよかった。

本当は一休みしてもう少しいただきたかったが、断念。
若い頃ならもう1~2杯行けたのだろうが、胃腸が限界。
歳なのか、すっかり食べられなくなったことを実感。
寂しく思った。
来年も来たいので、県内店の奮起と新規開拓を期待したい。