「本気のレアルと・・・」

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 決勝
鹿島 2-4 レアル・マドリード @横浜国際総合競技場(TV)

まず、自分自身に戸惑っていた。
「心の底から鹿島アントラーズを応援している自分」に。
そして、ゲーム展開にも戸惑い、驚き、ワクワクした。
欧州王者であるレアル・マドリードをあたふたさせ、
ジダンが、C・ロナウドがいらだちを隠せないような
状態にまで、鹿島アントラーズが追い込み、
そして90分では勝負をつけられなかったという現実に。
アジアなんて、Jリーグなんて、眼中にない、
「上から目線」」の銀河系軍団を「本気」にさせたのだ。
確かに、お互いの実力差は否めない。
プレーの正確さで、フィジカルで、技術で、
確実に相手は何倍も上手だった。
しかし集中力で、相手を畏れず戦う姿勢で、鹿島は
そのゲームの大半の時間帯で負けていなかったし、
その差は絶望するほど大きくはなかった。
集中して相手の攻めの芽を摘もうとする姿に、
そして隙あらばと前線をうかがい、決して退かない、
そんな鹿島の姿勢に心を打たれた。
そして柴崎。素晴らし活躍だった。
Jリーグが世界にも通用できる手応えを得たことは
とても大きい。
いつか私が応援するクラブも・・・と信じて、
場所はUAEに移るが
(トヨタが冠スポンサーから外れた今、
 この大会をまた日本で見られる日はあるのか?)
世界にその存在を示せればと思う。