細麺好き、塩ラーメン好き。

東京のスタジアムは貧弱だ。
何がかというと、それはスタジアムグルメ。
今は解体された旧国立競技場の「名物」は情けないかな、
マルちゃんの「ホットヌードル」だったし、
日曜日に訪れた味の素スタジアムもしかり、
はっきり言って、何もない。
あえて言うなら、「ケンタッキーフライドチキン」か?
(そのKFCも、今回は開いていなかった。)
ホントにダメだ。クラブの営業は能なしだと思う。
だったら、スタジアムに行く前に腹を満たせばよい。
ということで、日曜日はスタジアムに行く前に
駒沢オリンピック公園に立ち寄った。
何? あれほどダメだと言っておきながら、
東京五輪で日本がアルゼンチンが勝った、
あの駒沢競技場に寄るのか、と言われそうだが
私が目指したのはスタジアムではなく、その中央広場。
10月下旬から約2週間にわたって行われてきた
「東京ラーメンショー2015」に立ち寄ったのだ。
全国のラーメン職人が20ものブースを開き、
それぞれ特色あるラーメンを作るために、
アイデアをこらし、素材をそろえ、腕をふるっていた。
1杯目に食べたのはこれ。
20151101tokyo_ramen_show1

「なにわの黄金塩らーめん~肉祭りバージョン~」。
大阪の2つの店がコラボして出した塩ラーメン。
透き通ったスープはほんとうにあっさり。
タイトルに「肉祭り」とあるが、それはあくまでも
トッピングのことで、スープ自体は魚の「節」系。
それをいくつか合わせた透明感のある塩味だ。
麺も私好みの細麺でするするっと入ってしまった。
おいしい!! もう一杯!! ということで。
2杯目は「伊達の炙り牛タンネギ塩そば」。
20151101tokyo_ramen_show2

1杯目と合わせてみると、既に私の好みがまるわかり。
系統は同じあっさり細麺の塩ラーメンだ。
同じ細麺でありながら、麺の茹で具合は1杯目よりも
少し硬めで粉感が残るアルデンテ気味。
そう、この食感が好きなんだなぁ・・・。
そしてスープは・・・。
刻みネギをたくさん浮かせながら、さらに優しい味。
口内の粘膜からそのまま浸透していきそうな
美味しい塩味で、いつまでも飲み続けたい味だ。
トッピングの牛タンは確かに牛タンで、
なかなかの噛み応えなのだが、細かく刻んであるので
噛みきれなくてどうしよう、ということはなく、
麺と合わせながら食感が楽しめる感じ。
これまた仙台らしさを醸し出している笹かまぼこと
合わせて、「ご当地」らしさが出ていて
なかなかいいアイデアだと思った。
ここまで食べて一服。インターバル後にもう一杯、
と周辺を少し散歩したのだが、もう若くないかな。
しばらく時を空けたが、もう入らないや、と思い
会場を後にし、田園都市線の駒沢大学駅へ。
世田谷線、京王線と乗り継いで飛田給へと向かった。
今年は訳あって9月の静岡ラーメンフェスタにも
行けなかったので、楽しませてもらった。
今度は地元のうまいラーメン屋に行きたいものだ。