挑戦、成長、そしてリスタート。


オリンピックが終わった。
ここ最近の中では、一番ワクワクできた大会ではなかったか。
このときめく気持ちは、おそらく98年の長野冬季五輪以来、
夏季五輪に限って言えば、84年のロス五輪以来だと思う。
競泳、卓球、バレーボール、フェンシング、アーチェリー、
様々な競技の選手たちが、久しぶりのメダル獲得であったり、
心をつなぎあって団体戦で戦い、強豪を倒したりする中で、
単なるスポーツの勝敗を越えた、メッセージのようなものを、
私たちに送ってくれたように思う。
そしてそのワクワクの中心にあったものは、男女サッカー。
昨年のW杯の結果を受けて、メダルは確実、当然金を期待なんて
とてつもないことをメディアがあおり立てる中で、
女子はよくあそこまでがんばったと思う。
決勝は敗れはしたが、最後までひたむきに戦う姿は
見ていた私たちに単なる勇気だけではない、
前に向かって進む素晴らしさを教えてくれたように思う。
今後は世代交代も進んでいくのだろうか。
宮間を中心としたチームを、若い戦力も入れて
再構築していってほしい。
男子も同様だ。ベスト4という結果は上出来だ。
吉田を中心に大会前の浮ついた雰囲気を引き締め、
気がつけば「谷間」世代が頼もしい戦う集団に変貌していた。
最後に敗れた相手と、破れ方がよくなかったが、
6試合戦って世界で経験を積めたことは財産になると思う。
だからこそ、この思いをA代表につなげてほしいと思う。

終わってしまったか・・・。
これで変な早起き生活はしなくてもいいけれど、
夏が終わってしまったかのようでさびしい。