歴史はあの「森のスタジアム」で創られた。

FIFA女子ワールドカップ・ドイツ2011 決勝
日本女子代表 2-2(PK3-1) アメリカ女子代表
@ドイツ フランクフルト
FIFA Women´s World Cup Stadium, Frankfurt

(BGMには西野カナの「Alright」をどうぞ。)

素晴らしいゲームだった。
あの森のスタジアムで、あの彼女たちが歴史を創った。
失点する、時間が過ぎる、刻一刻とタイムアップが迫る、
そんなじりじりとした経験はこれまでに何度もあった。
しかし大体は、それはひっくり返されることはなかった。
(先週のセレッソ戦のようなことは珍しいのだ。)
彼女らは、それを不屈の想いでひっくり返した。
二度突き放されながらも、ねばり強く追いつき、
そして最後にはPKという困難な勝負を
最高の集中力と精神力で戦い抜き、勝利をつかみ取った。
ワールドカップの決勝後の表彰式でよく見る、
あのキラキラの紙吹雪の中央で青いユニフォームが
トロフィーを掲げて躍動するなんて、夢のようだ。
なんて言葉をかけたらよいのだろう。
何はともあれ、おめでとう。そしてお疲れ様。