ある時は夢見る少女、ある時は艶っぽい女、そして・・・

すっかり夏休みに入って怠惰な生活をしている。
就寝起床の生活リズムだけは保っているが、
宿題はしない、本は読まない、ゴロゴロ・・・、
子どもよりたちが悪いかも。
でも、外出時だけは夏の気分を出して、ということで
この夏のヘビーローテーションはこれ。

西野カナとかも聴いてみたけれど、やっぱり自分には
原坊が合ってるみたい。
この人の凄さってのは夢見る少女、艶っぽい女、母性、
いろんなタイプの女性の声色を使い分け、
その詞・曲の世界を表現できること。
今回のアルバムはソロだけでなく、サザンの曲も含んでいて
バラエティに富んだ内容になっている。
一方、ベスト盤でオリジナルアルバムではないため、
テーマ性というか、世界観というかはバラバラではあるが、
夏に車を走らせながらライトな気分で聴く分にはいいかな。
ただ、時折かぶってくる桑田佳祐の声を聴くと気持ちは複雑だ。
早期とはいえ、がんはがん。
万全を期しての開胸手術とはいえ、本当に取り切れたのかは
経過を見てみないとわからない。
それに心のどこかで再発を恐れながら暮らしていくという
その精神的重圧は本人も、家族も大きいだろう。
(親父を見てきたから、その重さはよくわかる。)
どうか病気に打ち勝って、
この先も夫婦で素敵な作品を世に送り出せるように
元気に帰ってきてほしい。