そして「谷間」は「山」を築き始めた。

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
1次リーグE組 日本代表 3-1 デンマーク代表
@南アフリカ共和国 ルステンブルク
Royal Bafokeng Stadium

重圧に押しつぶされそうなのは選手だけではない。
見る方だって、「なぜこんな思いをしてまで」と、
思えるような時がある。
今朝がまさにその時。見る前から何か気持ちが重かった。
しかし試合が始まり少しずつぼくたちの代表が流れを押し戻して
攻められるようになると、気持ちは平静に戻ってきた。
そして本田のFK・・・だれも触れなかったその瞬間、
ダメか、とため息をつくために息を吸い込もうとした。
しかし、ボールはネットを揺らした。体に電気が走った。
やがて遠藤のFKも、後半の岡崎のコロコロシュートもゴールへ。
ふるえっぱなしだ。
この苦しく、すてきな時間がいつまで続くのか・・・、
ドキドキしながらの90分だった。
そしてタイムアップ。すごいじゃないか。やったじゃないか。
8年ぶりだ。あれ以来なんだ。
まだまだぼくたちの代表が続く喜び。行けるところまで。

PS.
中部電力さん、粋な計らい、本当にありがとうございました。