「当たり前にそこにあったもの」

新しい家に引っ越して1ヶ月以上が過ぎたが、
いよいよ古い家を取り壊すことになり、
明日、業者さんが作業にかかることになった。
昨夜は遅くまで古い家に残っていたいろんな物を
捨てる物とそれでも新しい家に移す物に仕分けし、
廃棄物用コンテナに放り込んだり、運んだりした。
最後に、子どもの頃から過ごした自室で
部屋の雰囲気、窓からの景色などを記憶にとどめながら
缶ビールを一杯。

あんなボロ屋でもこれでお別れかと思うと寂しいものだ。
先週末に続いて夜ではあったが、デジカメでパチパチ。
記憶だけでなく、記録にも残した。
明日、仕事から戻る頃にはまだ完全に解体は終わらないにせよ
その原形はかなり失われていることだろう。
この冬は中山だけでなく、もう一つ、
私にとって「当たり前にそこにあった(いた)もの」を
失うことになった。