毎年恒例、なんだけど。

中3のころから、
年末になるとその年に流行った音楽を
カセットにまとめるということを毎年行ってきた。
(まとめるメディアは今ではCD-Rと移り変わっているが。)
オリコンの年間ランキングを参考にして入れる曲を選び、
自分の好みでなくても、年間ランキングで上位ならば、
後々懐かしい曲としての記録になると考え、入れてきた。
しかし、今年はこれまでの選曲の基準を改めた。
なぜなら・・・、
ベストテンのうち5曲がジャニーズ系の曲で、
そのほとんど(オリコン年間1位の「truth」も含めて)が
自分の記憶にない曲だったからだ。
これでは「いくら何でも今年を飾った曲とは言い難い」と思い、
今年初めて年間ランキングは参考にしつつも、
「自分の記憶に残っている曲」を中心に構成することにした。
世の音楽流通の主流がネット配信が中心になる中で
ジャニーズ事務所は音楽のネット配信には
あまり積極的でないと聞く。
CD全体の売り上げという「分母」の部分が数を減らす中で
ジャニーズ系はCDを通じてしか曲を手に入れられないため、
上位に食い込んで来るのだろう。
それにしても、ランキングを見てみると、
本当にCDって売れてないんだな、というのがよくわかる。
年間1位の「truth」(上述の嵐)が約62万枚、
ジャニーズ以外で一番売り上げが多かった
サザンの最終シングルが約52万枚、
あの「ポニョ」ですら35万枚だ。
音楽が社会現象になるというようなことも、まずない。
我々が多感な頃はいつもその時期のBGMとなる音楽があり
例えば松田聖子の曲を聴くだけで
いろんなことが心によみがえってくるものだが、
(だから80年代の曲の企画アルバムが売れるのだろう。)
今の若者はそういうことがあるのだろうか・・・。
手軽に音質のよい音楽を手に入れられるようになった一方で
生活の中で音楽の占める割合が減っているように思う。
何か寂しいものだ。