お疲れさま。


「プロとして納得のいく走りができなくなった」
という理由をはっきりと述べ、引退会見をした高橋尚子。
今年3月の名古屋国際女子マラソンの惨敗や
(その日に起こった重大な出来事のこともあり、
 このレースは私にとって忘れられないものとなった。)
今年の東京国際などの結果を踏まえてでなく、
練習の中で限界を感じたことをその理由にするところが
「練習の虫」である彼女らしい、とも感じた。
会見がすべて終わって会場を出るところで
それまで凛々しく受け答えをしていた彼女が
「一気にゆるめて」ふと見せた笑顔、
そして、涙顔に急変するところを見ていたら、
本当に彼女は彼女自身に対してピリオドを打ったのだなと
実感した。
何はともあれ、お疲れ様。