複雑

不起訴処分・・・。
つまり、
「とりあえず今は罪を問わない」
ということか。
実刑ということはまずないにせよ、
きちんと法の下で裁きを受け、
その上で一市民に戻ってほしい、と思っていた。
だからこそ、
罪を犯したことを事実としながらそれについて問われないという
「中途半端」な状況で、彼が「シャバ」に戻ってくることは
心境として、かなり複雑だ。
もし彼が「夢と感動を与える」場に戻ってくるようなことがあったら
私たちは一体、どんな気持ちで迎えたらいいのだろうか。
再び彼の背中に向かって、その名をコールし、手を叩くことが
自分にはできるだろうか・・・?
罪を犯した人の社会復帰を認めないわけではないし、
職業に貴賎があることを認めているわけでもないが、
「夢と感動を与える」職業で、
それが「TEAM」で取り組む職業ならばなおさら、
簡単にはいかない、と思うのだが・・・。