I'm proud of J-League.

私は当初、ジダンを侮辱する発言が実際にあったのであれば
許すことはできないがある程度は理解しようかとも思っていた。
しかし、

「僕のしたことを後悔はしていない。」
「もし後悔していると言えば、あの暴言が正しいという
 ことになってしまう。そんなことはできない。
 後悔しているなんて言えない。」

という彼の発言を聞き、到底彼を理解することはできないし、
自分の中でジネディーヌ・ジダンという人間自体の評価を
下げざるを得ない、と思うようになってしまった。
「あの場面を見ていた子どもたちに謝りたい」
と言うのであれば、
「後悔しているなんて言えない。」
なんてことは言うべきではなかった。
私にはどう考えてもつじつまが合っているとは思えない。
実際に後悔していなくても、それは腹の底にしまっておくべきだ。
今まで彼を素晴らしいプレーヤーだと思ってきただけに、
裏切られた思いだ。
MVPだって剥奪されて当然だろう。

もちろんもう一方のマテラッツイを認めるつもりもないし、
報道で伝えられているような発言が実際にあったのなら
彼も、人間として「どうよ?」と思う。
ストーンズのライブなんかで調子にのってんじゃねーよ。
「欧州ではピッチ上でよく言われる言葉だ」とか言って
正当化する向きもあるが、それも許せない。
だとしたら、欧州のFOOTBALLってのは「スポーツ」じゃない。
「J」の方がよっぽど選手とサポーターの「レベル」は高いし、
素晴らしいリーグだと胸を張って言うことができる。
そんな言葉がピッチで日常のように飛び交うのだったら
そんなリーグ、やめちゃえば? っていうか、やめちゃえ。
「SAY NO TO RACISM」というスローガンを掲げてきたからには
FIFAはこの件をうやむやにせず、きちんとカタを付けるべきだ。
ことの次第では数試合出場停止、なんてものではなく、
球界永久追放ぐらいの処分があっても然るべきだと思う、
そんな私は間違っているだろうか?