「世界のサッカー」カテゴリーアーカイブ

「友達の一人は遠く・・・。」

(BGMは佐野元春の「Rock&Roll Night」をどうぞ)
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古い友人から郵便が届いた。
中身はCD-R。
忙しい3月にも関わらず、彼がこの2月に行って来た
ブンデスリーガ観戦のレポートを送ってくれたのだ。
ということで、早速紹介。
まだ本人にも「こんな感じで載せたけどいいかねぇ?」と
承諾すら取っていないが、
このブログ上で承諾をいただこうかと。

「こんな感じで載せたけど、いいかねぇ、省ちゃん。」

それにしても・・・「いいなぁ。」

TOYOTA CUP "in JAPAN"

いろんな大陸の、いろんなクラブの、
いろんなFOOTBALLが見られた1週間。
カズの活躍には心を打たれるものがあったし、
アジア代表であるアルイテハドの戦いぶりにも
3決こそ「経験」が響いたものの、
同じアジアのチームとしてその活躍には
十分勇気づけられるものがあった。
今までの欧州、南米の「一発勝負」の時に比べると
大会期間が長く、間延びしたという感じも受けたが
去年までの来日チームと比べると、
来日期間が長い分時差ボケなどもなく
よいコンディションで戦えているように見えた。。
また、この大会が欧州・南米以外にも門戸が開かれ、
「観るもの」から「参加できるもの」に変わったことも大きい。
磐田もいつまでも
「本当はスペインでレアルと」なんて言ってないで
未来のこの大会を見据え、
日常の一試合一試合がこの大会につながると考え
しっかりと強化し、こつこつと大切に戦っていってほしいと感じた。
ただ・・・、
今まで日本で行うもの、と決まっていたTOYOTA CUPも、
再来年以降の開催地は未定とのこと。
大会のシンボルマークの下に書かれた「JAPAN 2005」も、
「今回の開催地はたまたま日本だった」ということで、
いずれは他のFIFA主催大会同様、
各大陸の持ち回り開催になることを示しているのだろう。
冬の風物詩が日本から消えてしまうのは残念でもある。

さて。
「お祭り」も終わり、来週から天皇杯が再開される。
「世界」に慣れてしまった目で磐田を観ると、どうだろう?
とはいえ、この試合も「世界」につながる道。
「千里の道も一歩から」ということで、
選手には不甲斐なかったリーグ戦の分もがんばってほしいし、
サポといたしましても、
サイコロを振るところから始めようと思います。

敗れても拍手を送れるというのは・・・。

オセアニア対北中米だし、空席が目立つのもわかる。
でも、唯一の中部圏開催となったこの試合を見に行った人は、
「FOOTBALL」を心から楽しめたのではないか。
カズが出ているとなれば、
日本人としては当然シドニーに肩入れするし、
そのカズが決して悪くはない動きでチームを引っ張り、
攻め続ければ、盛り上がらないわけがない。
決めきれないところはまるで
どこかのチームを見ているかのようだったが
不運にも1点を失っても、1人退場になっても、
決してあきらめることなく
最後の1分までゴールをねらい続ける姿は
私の目にはとても新鮮で、見ていてとても熱くさせられた。
敗れても拍手を送れる試合というのは、
こういう試合のことじゃないかな。

週末のいろいろ

この週末は様々なFOOTBALLをめぐる出来事があった。

一つはFIFAワールドカップドイツ2006の組み合わせ決定。
日本はオーストラリア、クロアチア、そしてブラジルが同組。
シード国はどこが来ても脅威なので仕方ないが、
それ以外の国でオランダなどの「準シード」が入らなかったのは
ラッキーと考えねばならない。
「楽観」はとんでもないが、「悲観」する必要もない。
謙虚に、冷静に、しっかり準備をしてほしい。

もう一つはFIFAクラブ世界選手権トヨタカップ。
今まではただ「観るもの」だったトヨタカップ。
それが、他の大陸にも門戸が開かれた。
もう何年か早くトヨタがスポンサーとなり、
門戸が開かれていれば・・・、
もしくは今シーズンもっときちんとした展望で
補強・戦略確立・強化がなされていれば・・・、
わがジュビロ磐田も今日このピッチに立てていたかもしれない、
そう考えると残念でならない。
まずは再来年度の目標として、
(今季の天皇杯もその過程に入っているわけで)
今週はこの大会を見ていきたい。

わかってるかい、社長、そしてボスよ!
「磐田の目標はこの大会なんだよ。」