でも、オランダ、ドイツの方が迫力あったな。

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準々決勝 スペイン代表 1-0 パラグアイ代表
@南アフリカ共和国 ヨハネスブルグ Ellis Park Stadium

ううん・・・その前に見たドイツ・アルゼンチン戦が
あまりにもスピーディーで、技も高かったので、
初めは何か「のんべんだらりん」としたものを
見せられたようで、録画で見たにもかかわらず
危うく眠くなるところだった。
とはいえ、ぼくたちの代表を破って進出したパラグアイ、
できれば行けるところまで行ってほしい、というのが
思うところ。しかしその思いは通じなかった。
レフリーがバランスを取ったかな、とも思える
PK外しの応酬があってから、やっと試合が活気づいてきたか。
そんな中で生まれたワンチャンスを、
ポストに嫌われまくりながらもものにした
スペインがベスト4へ進む形となった。
決してスペインの出来がよさそうには見えなかっただけに、
もしぼくたちの代表にもう少し運があったら、と
残念に思わずにはいられない。
何はともあれ、パラグアイ、残念。
スペイン、次は立て直してくるだろうか。

さらばメッシ、さらば「踊るマラドーナ」

2010FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準々決勝 ドイツ代表 4-0 アルゼンチン代表
@南アフリカ共和国 ケープタウン Green Point Stadium

この結果には驚き。
確かに今大会波に乗っているアルゼンチンが、
波なんて関係なく、若いのに地味でこつこつ型のドイツと
どういう試合をするのか、という興味はあった。
しかし、こんなに大差になってしまうとは、
アルゼンチンも決してチャンスがないわけではなかったが、
選手の個人技から来るもので、散発的だったように見えた。
一方のドイツは改めて丁寧に作られたチームだと実感した。
イングランド戦の勝利はまぐれではない、と確信。
準決勝が楽しみだ。

それにしても・・・、
ここまで来ると、スピードも、繰り出される技のレベルも
一次リーグとは確実にちがうなぁ。
手を抜いていた、というよりは、高い個人技を背景にしながら
ここに来てチームが出来上がってきた、という感じだろうか。

鬼軍曹、散る。

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準々決勝 オランダ代表 2-1 ブラジル代表
@南アフリカ共和国 ポートエリザベス
Nelson Mandela Bay Stadium

報道で言わえるほど、前半のオランダが
ダメダメだったようには見えず、
何とか自分たちのサッカーをやろうとしているように見えた。
後半開始直後に追いついて以降もその姿勢は変わらず、
地道に冷静に得点追加への糸口を探しているように見えた。
一方のブラジルは今ひとつ「横綱らしさ」がなかった。
個人の「巧さ」もなりをひそめ、
追いつかれて以降は熱くなって自滅する場面も見られ、
再び追いつくための「策」をベンチが打ったようにも見えず、
スコアは両チームの実情を適切に表しているように感じた。

西村主審はこの難しいゲームを冷静に裁いていた。
Jの力を世界に示すことができていたと言えると思う。
レフリー日本代表、がんばれ。

「ハジマリノウタ」

(BGMにはいきものがかりの「ハジマリノウタ」をどうぞ)

おかえり。
改めて、あなたたちが「チーム」になっていたことがわかりました。
予選の時からスタジアムであなたたちをサポートしてきて
よかったと思いました。
と同時に、南アへサポートに行く「資格」を持っていながら
行かなかったことを少し後悔しました。
(とはいえ、あの時点での自分の判断は仕方ないと思ってます。)
この「チーム」がこれで終わってしまうのは、本当に残念。
すてきなFOOTBALLをもっと見たかったです。
でも、日本サッカーはまだまだこれからも続きます。
またあなたたちが「目を覚まして」、「また歩き出せる」のを
楽しみにしています。