真っ赤な地に斜めに太い一本線

初陣がトリニダード・トバゴに決まったと聞いた時から
この対戦を楽しみにしていた。
何となく名前を聞いたことはあってもどこにあるのかすら
知らなかったこの国に、初めて関心をもったのはつい先日。
カイザースラウテルンでの屈辱的な敗戦の翌日、
フランクフルト・マイン国際空港。
うつろな気分のままヒースロー行きの便を待っていると
一人の美しい黒人女性に目にとまった。
彼女の腕には国旗をあしらったゴム製のブレス。
真っ赤な地にバシッと斜めに太い一本線。
その時はどこの国かわからなかったが、
「当然」帰ってから調べた。
それがトリニダード・トバゴだった。
ま、それだけのことなのだが
オシムジャパンの初陣がそんな彼女たちの代表との戦い。
できることなら現地観戦したかったが、
仕事で超多忙だったため断念し、テレビ観戦。
今回はオシム監督の希望するメンバーを召集できなかったと聞く。
制限のあるメンバーの中で、少ない練習の中で
内容は決して100%満足と言えるものではなかったが、
代表が変わりつつあることを感じた。
この先、来週新潟にてアジアカップ予選イエメン戦、
そして10月に同インド戦と再び親善試合を予定していると聞く。
期待をもって見続けていきたいと思う。

ゲーテ曰く、

goethe's_house.jpg
(ゲーテの生家:2006年6月、フランクフルトにて)

「他人が自分に合わせてくれるように望むのは、愚の骨頂」
    Johann Wolfgang von Goethe(1749~1832)

ゲーテじゃないけれどもう一つ。

「良い政治家とは、明日、来週、来月、来年を、どうなるのか、
 説明できる人間であり、かつ、
 なぜ、そうならなかったかを、説明できる人間である。」
               Winston Churchill(1874~1965)