「U-20(19)」カテゴリーアーカイブ

まだ「世界」と戦える・・・。

「その」瞬間、「絶望」を感じたのは私だけだろうか?
グループリーグ敗退ってことになったら何大会ぶりだろう、
とも考えた。
でも、そこからの選手の気持ちが表れたプレーぶりに、
恥ずかしながら最後まで見守ろうと思い直した。
そして生まれた執念のゴール!
試合終了のホイッスルとともに、すぐにチャンネルを
オランダvsベナン戦へ。
そこに映っていたのは、ぼくたちの代表とは全く違う雰囲気の
ベナン代表の選手たちだった。
負けているのにボールを追おうとしない選手たち。
決勝トーナメントに進めるか進めないかの違いは、
この差だったのかもしれない。

何はともあれ、続けて「世界で戦う」ことを許された。
ここからは相手をノックアウトしないといけない世界だ。
「チャレンジする」ことを忘れず、1試合でも多く
「世界」を経験してきてほしい。
そして・・・A代表!
次は、あんたたちだ!見せてほしい!

Go for 2010 & 2014…

きちんと整備されたグリーンのピッチ、
その横に並ぶFIFAのオフィシャルスポンサーの広告看板、
ピッチ上に姿を現すJAPAN BLUEのユニフォーム、
そして実況は倉敷保雄さん・・・とくれば、
どうしても2002を思い出してしまう。
あの時のイメージでぼくたちのU-20代表が世界を相手に
いい結果を出してくれることを期待していたが、
さすがに開催国オランダ相手に開幕戦ということで、
結果を出すことができなかった。
思えば前半、試合への入り方がよくなかったように思う。
後半はオランダを自由にさせずいい形を作っていただけに
残念である。
しかし、まだまだグループリーグ初戦、手応えはあっただけに
これを引きずらず、ベナン戦、オーストラリア戦に臨んでほしい。
しかし・・・U-20オランダ代表、すごい。
個人技、1対1の強さ、そしてサイドアタックのスピード、
ゴール前での素早い判断と正確なプレー、
さすがUEFA杯やA代表としてW杯予選に出場している選手たちである。
そしてA代表から年代別代表まで
「オランダとしてのスタイル」ができていることがうらやましい。
「文化」としての根付き方がちがうというか、
ナショナルチームとしての強化方針がしっかりしているというか・・・。
日本がこうなるまで、あと何年かかるだろう、と感じた。
さて、ぼくたちの日本代表、
アテネの時には「谷間の世代」と呼ばれたが、
本当に「谷間」なのか、まさかずっと「下り坂」なのか・・・
この大会でぜひ「下ってないぞ」というところを見せてほしい。