もはや「あの時のSAMURAI BLUEもどき」ではない。

2014 FIFAワールドカップブラジルアジア最終予選
グループB 第2節 日本代表 6-0 ヨルダン代表
@埼玉スタジアム2002

あのPKは前田のものではないか、って?
いいのだ。6得点でぼくたちの代表が勝ったのだから。
それに、ここのところ前田自身、PKにはツキもなかったし。
そんなこと以上にあの先制弾は、その後の試合の流れを形作る
それはそれは、価値のあるものだったし。いいのだ。
相手が一人少なくなったのはラッキーだったが、
仮にイエロー2枚目が出なかったとしても、
これに近い結果は出ていただろう。
素晴らしいゲームだった。
1トップ、2列目の3人、両サイドバック、ボランチ、
全てが連動して流れを作り出せていた。
バックラインも落ち着いていた。
途中交代した吉田に替わった栗原、伊野波についても、
この日は落ち着いて対応できていた。
さぁ、ここまではホームでサポーターに後押しされ、
好条件の中で思い切りやることができたが、いよいよ敵地。
いろいろな条件が限られた中で、吉田をケガで欠く中で、
どれだけやれるだろうか。
ただ、この2試合で、流れは作った。
この流れをそのまま「南半球なのにアジア」とか言ってる国へ
持ち込んでほしい。
そして今の日本は「あの時」とは確実に違うのだ、ということを
見せつけてほしい。

あのロシア戦歓喜の夜からもう10年。いろいろあった。
そしてこれからもいろいろあるだろう・・・。

まだ八分の一だから・・・。

2014 FIFAワールドカップブラジルアジア最終予選
グループB 第1節 日本代表 3-0 オマーン代表
@埼玉スタジアム2002

「あの場にいるべきだった・・・。」
ゲームを見ながら、そう素直に感じた。
もう15年前になる。98フランス大会の最終予選開幕戦、
ウズベキスタン戦を国立で迎えた。
後に私が生観戦にはまっていくきっかけになったこのゲーム、
翌日、職場で先輩たちから、
「あの中にいたのか・・・。」
「あの場にいたかったなぁ。」
とうらやましがられたものだった。
今回、テレビで見ながら、画面に映った63,551人の人たちに
同じ思いを私は抱いた。
無理して行くのなら、この初戦か、次の金曜日。
そこから先は全てミッドウィークになってしまうから・・・。
まぁ、私も既に「無理して行く」歳じゃなくなっちゃった、
そういうことなのかなぁ。
昨日なら、せめてキックオフがあと1時間早ければ、
そして金曜なら、せめて1時間遅ければ・・・。

何はともあれ、始まった。
課題はあるが、勝ち方自体はよかった。
エコパでは、連携に課題があった前田が、かみ合っていた。
そして前線が、チームとして崩す動きができていた。
そして、取るべき人が取って勝ち点3、得失点差3を勝ち取った。
しかし、浮かれる事なかれ。まだ八分の一にすぎない。
実際、15年前もそうだった。
快勝発進しながら、その後ホームで韓国代表に敗れ、
アウェーでは引き分けのトンネルにはまってしまった。
まずは、この開幕3連戦を勝ち点7以上で終えること。
それがこの後を有利に戦う条件だ。
久しぶりに「晴美のカツ丼」を食べに行こうか、
そんなことを考える、今日この頃だ。

第2の黄金期に向かえ!!

2012 Jリーグディビジョン1 第13節
磐田 3-0 大宮 @ヤマハスタジアム(磐田)

完勝。
攻撃陣は完全に目覚めたと言えよう。
松浦に身振り手振りで怒鳴られてきたペクも
なじみはじめて連動した動きが可能になってきたし、
その松浦のキレは本当にすごい。
そして山田。
流れを読み、ここぞというところにボールを運ぶ。
もはや巧さだけではない。強さまで感じられるようになった。
また、康裕の留守をソウトが埋めたのだが、素晴らしかった。
層の厚さを実感できるまでになってきた。
これだけ後ろが活性化すると、
当然前田にもいい形でボールが回る。
そして時間が経っても足が止まらない。
本当にいいチームになってきた。
ここで中断するのが惜しいぐらいだが、仕方ない。
代表以外のメンバーの連携を更に高め、
西野神戸、そしてアウェー名古屋に備えてほしい。
(これらに勝てたら、ホンモノだ。)

遠藤って偉大だな・・・。

キリンチャレンジカップ2012
日本代表 2-0 アゼルバイジャン代表@エコパスタジアム

実は、ザックジャパンはこれが初参戦。
一試合も見ないまま、最終予選が始まるところまで
来てしまった。
そして残念ながら、日曜夜や平日の埼玉開催が多い最終予選は
今後もスケジュール的に見に行けそうもない。
そういう意味では、これが最初で、そして最後の
ザック生観戦になる可能性がある。
そう思いながら、平日の仕事を早く終わらせてエコパへ向かった。

素晴らしい!!香川真司!!
いいものを見られたし、行ってよかった。
ホーム寄りメインスタンドで見ていたため、
前半は本田や長谷部からのパスに長友と香川が駆け上がり、
サイドをえぐるのを何度も目の前で見ることができたのだが
前半終了間際、香川が切り返しからDFを置き去りにして
自分の前を空けて落ち着いてサイドネットを揺らした
あの先制ゴールシーンには本当にビビッと来るものを感じた。
ただ・・・後半から別のチームのようになってしまったし、
長谷部の不調に加えて、細貝のパッとしなさが目立って、
やはり遠藤ってすごいんだな、
偉大だし、必要なんだなと実感させられた。
何はともあれ、君たちに声をかけてあげられるのは
最終予選前としては、これが最後。
とにかく、全てを出し切って、結果を、感動を、
日本中に届けてほしい。

「奇跡のリング」

朝起きた時、照っていた日差しがいつしか消え、
午前7時前、空は分厚い雲の向こうに。
部分食が半分を超えても、太陽周辺の雲は取れず、
周囲はどんどん暗くなっていく。
雲がさらに厚くなっているのだろう、絶望的だ、
窓から外を見ながら、そう思っていた。
しかし、外に出てみると事情は変わっていた。
暗くなっていたのは雲のせいではない。
食が進んでいたからなのだ。そして・・・。

食の最大まで10分、東の空に光が差し始めた。
雲ごしに形を変え、円形に近づいた太陽が姿を見せる。
そしてついに雲越しに白いリングが・・・!!
雲越しの白い太陽はうまく撮影できなかったが、
日食グラス越しにIXYをあてがって、
何回かシャッターを押してみた。

実際にはもっとくっきりと見えていたのだが、
IXYではこんなものか。残念。
撮ったり、見たりで、結構せわしなかったが、
長い時間続いたため、心の中に焼き付けることができた。

次に見られるのは18年後。
その時、自分はどういう状態でいるのだろう。
でも、22年前から歌に歌われ、それを聴いてきた金環食を、
今日この目で実際に見てみて、
「時間を超えた永遠を信じて」(by吉田美和)
みたくなったような気がした・・・。

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