「奇跡のリング」

朝起きた時、照っていた日差しがいつしか消え、
午前7時前、空は分厚い雲の向こうに。
部分食が半分を超えても、太陽周辺の雲は取れず、
周囲はどんどん暗くなっていく。
雲がさらに厚くなっているのだろう、絶望的だ、
窓から外を見ながら、そう思っていた。
しかし、外に出てみると事情は変わっていた。
暗くなっていたのは雲のせいではない。
食が進んでいたからなのだ。そして・・・。

食の最大まで10分、東の空に光が差し始めた。
雲ごしに形を変え、円形に近づいた太陽が姿を見せる。
そしてついに雲越しに白いリングが・・・!!
雲越しの白い太陽はうまく撮影できなかったが、
日食グラス越しにIXYをあてがって、
何回かシャッターを押してみた。

実際にはもっとくっきりと見えていたのだが、
IXYではこんなものか。残念。
撮ったり、見たりで、結構せわしなかったが、
長い時間続いたため、心の中に焼き付けることができた。

次に見られるのは18年後。
その時、自分はどういう状態でいるのだろう。
でも、22年前から歌に歌われ、それを聴いてきた金環食を、
今日この目で実際に見てみて、
「時間を超えた永遠を信じて」(by吉田美和)
みたくなったような気がした・・・。

これでも、以前は職場でICT担当・・・。


昨日、携帯を買い換えた。
スマホへの買い換えを何ヶ月越しかで考えてきながら、
なかなかショップに行く時間がなくそのままだったが、
今まで先送りしてきたことを少しずつ片付けねばと思い、
この週末、いくつかを消化。
その中の一つが、スマホへの買い換えだった。
しかし・・・買ってみたのだが、わからない。
全く使い方がわからないのだ。
電話のかけ方すら説明書を見ないとわからない始末。
ましてや、ネットだのアプリだの、ちんぷんかんぷん。
CMによると、どうやら「私のこと、好き? 」と聞けば、
「大好き! 」と答えてくれるような機能があるらしいが、
とてもとてもそこまで行けず。
やっと通話とメールができるようになり、
ようやくさっき、facebookができるアプリを落として
セッティングするところまでこぎつけた。
まだまだ先は長そうだが、まずは何とか今までの携帯で
できていたことがあたりまえにできるようにして、
その先の+αまでできるように早いところなりたいものだ。

「黄金期」は過去のことではない。これからのことだ。

2012 Jリーグディビジョン1 第12節
磐田 6-1 新潟 @東北電力ビッグスワンスタジアム

いやはや、恐れ入った。
2節連続の快勝に、改めて
「これはバブルなのか?」
と問いたくなった。
それまでの前田を全く生かせない、鈍い攻めの形や、
踏ん張りきれない「防御率3」の守備の危うさは
どこに行ったのだろうか。
そう言いたくなるぐらい吹っ切れたかのような攻守だった。
前田はもとより、ペクや松浦とのかみ合いが素晴らしい。
見ていての心地よさは、かつて「代表より強い」とまで
言われた、まるで90年代末期の黄金期を思い出させる。
次節はホーム凱旋。
3連勝で飾れるよう、自分たちも共に支えていきたい。

全く別のチームになってんじゃん!!

2012 Jリーグディビジョン1 第11節
磐田 3-0 鹿島 @ヤマハスタジアム(磐田)

確かに前半、守備の危うさが見られる場面もあった。
しかし・・・何なんだ!? このキレ、集中力。
そして、選手間の連携が確実に向上している。
松浦・・・前田・・・ペク・・・、
これまで空回りしたり、存在感なかったりだった彼らが、
山田や駒野、宮﨑、康裕らとよくかみ合って、
見ていて心地よい「攻守」だった。
何より、前田の先制点がチームに自信をもたらしたと思う。
あれだけかみ合わず、等々力ではPKまで外し、
このチームに前田は必要なのだろうか、と考えるぐらい
難しい状態になっていて、本人もここまで苦しかったはずだ。
これだけチームが変わったのは、磐田の全小学生を招待して
その目の前で見えざる力が選手たちに働いたこともあろうが
決してそれだけではあるまい。
この一週間の間に構築し、蓄積したものがあったはずだ。
この鹿島戦勝利を一時のお祭りにしてはならず、
ここから始まる優勝争いの一歩にせねばならない。
そのためにも新潟、大宮、神戸と4連勝した上で
名古屋とのガチンコ勝負に持っていきたい。
今まで惜しい形で落としていった勝ち点2や3を
ここから取り戻していくためにも、
こつこつと一つ一つ、勝ちを重ねていくしかないのだ。

「時間旅行」の行き着く先


初めてDreams Come Trueを知ったのは、
TVドラマの主題歌だった「笑顔の行方」だったし、
初めてDreams Come Trueを好きになったのは、
90年の大晦日に彼女らが出場したNHK紅白歌合戦での
吉田美和のライブパフォーマンスのカッコよさからだった。
そしてその年明け、「スキーに持っていく歌」として
初めてこの「WONDER3」にふれることになった。
はじめは、それまでの「ニューミュージック」にはなかった、
洋楽っぽさやライブ感満載のアレンジにひかれて
単に音だけを拾いながらBGM的に聴き流していたのだが、
やがてその歌詞の深さと吉田美和の創り出すその「空気」に、
言葉の一つ一つを噛みしめながら聴くようになった。
このアルバムの12番目、トリを飾る曲が「時間旅行」。
当時から私がこのアルバムの中で一番好きだった曲だ。
ストリングスやホーンセクションを入れた厚みのある前奏から
始まるこの曲、音だけでも素敵なのに、その歌詞がいい。
情景が、心持ちが、目に浮かび、心に入ってくる。
そんな中に「2012年の金環食」を「指輪」になぞらえて
おねだりする、そんな一節がある。
アルバムが出た当時からすれば、22年後という
自分がどうなっているかの想像すらつかないぐらい遠い未来の
幻想的な天体ショーがさらっと歌い込まれていて、
聴いている自分も時を越えられるかのような
これまた幻想的な気分になったものだ。
しかし、その「時間を越えた永遠」の先にあった金環日食まで、
気がつけばもうあと10日あまり、ということになった。
単に天体ショーが楽しみ、というだけでなく、
初めてあの曲を聴いた時からの自分の時の重ね方や、
時間とは何、幸福とは何、とか、
いろいろなことを重ねて考えながら見る、
そんな日食になりそうだが、天気はどうなるのだろう・・・。

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