夜の神戸戦の前に、まずはこちら。

第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 第2回戦
磐田 7-0 FC鈴鹿ランポーレ @ヤマハスタジアム(磐田)

先週日曜日、東京からの帰りに磐田駅から直行した。
これが始まると秋が来た、という感じなのだが、
さすがに午後1時のキックオフってどうよ。
若い選手たちが多く、さすがにプロ。
へばる選手はいなかったが、見てるこちらはたまらない。
前日のU-20女子は15時半で、まだ和らいだ感があったが
さすがに午後1時では、頭上から照りつけるという感じで
タイムアップのころには私自身はバテていた。
そんな中でも、若い選手たちはまずまずがんばったかな。
省エネモードでの動きだとは思うが、相手の隙を
見逃さないところはさすが。
前田らが不在の中で、若手がアピールするよい機会となった。
これで次につながったわけだが、相手は京都。
去年もまだ冬が始まる前に千葉相手に負けて終戦だったが、
今年もそんなことにならないよう、気を抜かずやってほしい。

この日のこの新聞一面は、最高の写真でした。

2014 FIFAワールドカップブラジルアジア最終予選
グループB 第4節 日本代表 1-0 イラク代表 @国立競技場

勝ててよかった。
今野の出場停止、香川の欠場、日本を知り尽くした相手指揮官。
いろいろな不安要素があった。
イラクのスタメン10人入れ替え、キックオフ直後のガツガツ加減、
サプライズと戸惑いも多々あった。
しかしそんなことに動じないのが今の日本。
速くガツガツ来るイラクの隙を見つけながら流れを押し戻し、
前半20分からの日本の時間帯に決定的な場面を作るようになり、
ついにはあの見事な得点シーンにつなぐことができた。
岡崎からのピンポイントアシストに、ドンピシャリの前田。
こんな素敵なシーン、なかなかない!!
その後、イラクに何度か危険なシーンを作られはしたが、
吉田が伊野波を率いて、何とかしのぎ、
それすらかいくぐられた大ピンチには川島がしっかり反応。
見事に1-0を守りきった。
追加点を逃したのは不本意だが、結果が第一のW杯予選。
ホームで勝ち点3、首位キープ、十分な結果だと思う。
次戦までにそれぞれの所属で自分をしっかり磨き、
再び集ってくれることを願っている。

「希望が、みちびく。」 “HOPE LEADS.”

2012 FIFA U-20女子ワールドカップ・日本 3位決定戦
U-20女子日本代表 2-1 U-20女子ナイジェリア代表
@国立競技場

序盤から、よく動き回り、よく足を出すナイジェリアに苦戦した。
厳しいプレスにミスを連発し、セカンドボールはことごとく奪われ、
ボールキープすらままならない苦しい時間帯が続いた。
しかし、そんな中でもチャンスを逃さないところはさすがだ。
決めるべき人が決め、見事に2点先行した。
しかし、その後もナイジェリアの動きは止まらない。
1点差になってからは、まさに猛攻、
最後の10分などは、本当に祈りながらのゲームだった。
終了の笛と同時に訪れたのは、安堵と歓喜。
「ヤングなでしこ」としての最後の試合は勝利で締めくくった。
私が生観戦した中では、一番難しいゲームだったし、
確かに「有終の美」といえるものではなかった。
でも、結果が全てのトーナメント。
勝ったという事実が、そして、彼女たちの笑顔が何より。
本当によかった。

2012 FIFA U-20女子ワールドカップ・日本 決勝
U-20女子アメリカ代表 1-0 U-20女子ドイツ代表
@国立競技場

ここで帰るという選択肢もあったが、決勝も見ることにした。
アメリカ、ドイツ・・・どんなゲームを見せてくれるのか、
興味があったからだ。
「速い、強い、上手い」のドイツ、
堅守から正確につなぎ、速攻でゴール前に迫るアメリカ、
日本代表の彼女らには申し訳ないが、残念ながら格が違った。
私自身は日本の3位という結果について納得しながら、
90分純粋にレベルの高いゲームを楽しむことができた。
ただ、ドイツが後半、もう少し強い気持ちを持ってくれれば
もう30分楽しめたかもしれなかったが・・・。

試合後、歓喜に沸くアメリカの選手たちを、
日本代表の彼女らは、どういう気持ちで眺めたのだろうか。
その気持ちを忘れず、さらなる成長を、
A代表という次のステージでの活躍を目指してほしい。
今大会のスローガンは「希望が、みちびく。」
君たちは、日本の未来への「希望」。
私たちを、希望に満ちた未来にみちびいてほしい。

PS.
U-20女子を宮城での開幕戦から追いかけてきて、
今、こうして3決、決勝を終えて・・・、
「夏は終わった。」
そう実感する、国立の傾いた午後の日差し、
そして涼しい夜風だった。

勝って終わろう。

2012 FIFA U-20女子ワールドカップ・日本 準決勝
U-20女子日本代表 0-3 U-20女子ドイツ代表 @国立競技場

実力は確実に、相手が一枚も二枚も上手だった。
試合前に、どこまで通用するか、と言っていた彼女たちだが、
現実の厳しさを見つめざるを得ない結果となった。
ただ、あの開始1分の失点がなければ、どうなっていたか。
勝てなかったかもしれないが、もう少し「勝負」できる
時間が長かったのではないか、と残念に思う。
そういう意味でも、試合序盤のあの集中を欠いたかのような
「意図のはっきりしない」パス、走り、トラップ、目配り、
その他諸々、「何となくやってしまっていた」のでは、と
思われるプレーが、今となっては悔やまれる。
流れをなかなか変えられなかったのも残念だった。
若いチームならでは、と言われてしまえばそれまでだが、
前半はダメージを引きずり、落ち込み、焦り、
そして消極的になるという悪循環にはまってしまっていた。
よさを全く発揮できない中での敗退、さぞかし無念だろう。
でも、敗れた時の振る舞いや、気持ちの立て直し、
それがしっかりできて、凛々しくあってこそ、
なでしこの血をひく、その正当な後継者じゃないのかな。
君たちにはもう1試合ある。そこで花を咲かせてほしい。
いずれにしても、次がこのチームとしての最後の試合なのだ。

いろんな意味で、モヤモヤ感。

2012 Jリーグディビジョン1 第23節
磐田 3-0 柏 @日立柏サッカー場

いろいろあってだいぶ間が空いてしまったが、
何はともあれアウェーでの快勝、何より。
早い時間に、山田が素晴らしい形でボールを奪い、
松浦との息のあったワンツーから、キーパーをかわしての
技ありゴール。これでリズムに乗ることができた。
その後の駒野のFKも見事だったし、後半の実からのクロスに
しっかりと合わせた前田の3点目も見事だった。
危うい場面は何度もあったが体を張ってゴールをふさぎ、
完封できたのもよかった。
実は、このゲームの録画を見たのは、
次節24節の広島戦を見た後のことなのだが、
広島戦でこの運動量、ボールコントロール、連携した動きが
できていれば、と見ながら思った。
それぐらい、よかった。ということで、

2012 Jリーグディビジョン1 第24節
磐田 1-1 広島 @ヤマハスタジアム(磐田)

さすが首位、と感じさせる、そんなチームとの試合だった。
本当に隙がないのだ。
パスも方向、強さ共に正確。
意思の疎通もできていて、ボールを奪うのが本当に難しい。
そして攻めにかかった時の速さ。これが脅威だ。
佐藤寿人はもちろん、両サイド、中盤もものすごい速度で
ゴール前に到達する。
怪我人だらけの急造の磐田のDFラインが何とか踏ん張って
流れの中での得点こそ許さなかったが、
セットプレーから残念ながら失点、
ここのところ精度が高く、前節でも結果を出している
駒野のFKで何とか追いつくが、それ以外の攻撃は
代表ではからっきしダメだが、Jリーグではめっぽう強い
西川に阻まれたり、自分たちのミスや連携不足で得点できず。
残念ながら、引き分けでタイムアップとなった。

残念。優勝戦線に近づくことはできなかった。
次週はリーグ戦はなく、何かモヤモヤ感たっぷり
抱えたまま、2週間を過ごすことになりそうだ。

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