ファイナルなのに。

TOYOTAプレゼンツ
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011 決勝
FCバルセロナ 4-0 サントスFC @横浜国際総合競技場

もう少し、ワクワクできるゲームを期待していた。
しかしふたを開けてみれば、
動けないサントス、足元へのパスに終始するバルサ、
バルサの技術の高さはわかったが、
何だか今ひとつテレビにかぶりつけない試合だった。
その前の柏vsアル・サッドの方がスピーディーで面白かった。
期待が高かった分、残念だ。

残念だが、この日は北嶋秀朗の日じゃなかったってことだな。

TOYOTAプレゼンツ
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011 3位決定戦
柏レイソル 0-0(PK3-5) アル・サッド @横浜国際総合競技場

残念だった。
柏が勝ちきるチャンスは何度もあった。
しかし、ツキがなかった。
北嶋があそこで決め切れていれば、というシーンが
何度もあった。
残念ながら、この日はそういう日だったのだろう。
ただし、勝利は得られなかったが、
柏は本当に本当に大きなものを得たはずだ。
世界と戦った経験と誇り、そして自信だ。
これは、来シーズンのJ1はもちろん、ACLに
大きく生きていくことだろう。
事実、柏が、酒井が、試合を重ねるたびに
どんどん大きく見えていったのは私だけだろうか。
今年の磐田は柏に2戦2勝、なんてことをいつまでも言ってると
来季は足下をすくわれるぞ・・・。

世間知らずのお坊ちゃまに、何ができる?


1日遅れでクラブW杯の話題でも、と思っていたが、
やはり今日はこのことにふれないわけにはいかないだろう。
「金正日総書記、急死」
勝手な理屈を並べ立て、わが国、国際社会を振り回した張本人。
ついに、やっと、その日がきた、という感じだ。
ただ・・・次の人、一体どんな人だろ。
「3代目が店を潰す」ってよくある話だし。
人々の不満を上から強力に押さえつけてここまで来たこの国、
若造にそれができるとは、簡単には思えないのだが。

柏レイソルの冒険

TOYOTAプレゼンツ
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011 準決勝
柏レイソル 1-3 サントスFC @豊田スタジアム

得点差はチーム間の実力差が確かに表れたものだろう。
ただし、あの「残念な5分間」を除けば、
柏も決して悪くはなかった。
南米王者に真っ向勝負を挑み、世界に対して
Jリーグの力というものを見せることができたと思う。
相手に得点を重ねられながらも、
自分たちが世界でどれだけやれるのか、
自分たちと世界との差はどれだけか、
身をもって体験できたというこの経験は
クラブにとっても、選手たちにとっても
大きな財産になったことだろう。
そういう意味でも、うらやましさを感じた
今日のゲームだった。
残念だったが、もう1ゲームある。
もう90分、未知の世界への冒険を楽しんでほしい。
そしてその経験をJに還元してほしい。

お帰り、「TOYOTAカップ」、そしてFORZA 柏。

TOYOTAプレゼンツ
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011 準々決勝
柏レイソル 1-1(PK4-3) モンテレイ @豊田スタジアム

ぼくらが週末に磐田に通う理由。
それは、この大会を目指しているからだ。
Jで頂点を目指し、そしてアジアの頂点を目指す。
その歓喜の後に待っているのは・・・世界だ。
南米の、欧州のチャンピオンと同じ土俵で戦うことができる。
そんな喜びと誇りを目指して磐田に通う。
今年、3年ぶりにその「トヨタカップ」(あえてそう言う。)が
日本に帰ってきた。
残念ながらアジアチャンピオンとしてではないが、
開催国王者として、柏がこの大会に臨んだ。
彼らはJ1では敵だ。
でも、今年の柏の躍進は素晴らしかったし、
素直に彼らの出場を祝いたい。そして応援したい。
そういう思いで先週の初戦、そして昨日の準々決勝を見た。
「やるじゃないか!」
初戦のオークランド戦では相手を圧倒していたし、
昨日のモンテレイ戦も、押し込まれていたとはいえ、
苦しい時間帯をしっかりしのぎ、
わずかなチャンスをものにするところは素晴らしかった。
最後のPK戦では、「運」を超えた見えざる力が
今の勢いそのままに、柏を準決に導いたと言えよう。
それにしても、レアンドロ、すごいな。
決してこの大会の他国強豪メンバーにひけをとらない。
そしてここまで見て来て怖いのは、
柏がどんどん「大きく」見えてきていること。
やっているサッカーが「ワールドクラス」に
見え始めていることだ。
このクラブW杯が柏というクラブを、選手たちを、
どんどん成長させているように見える。
これは来季、手強いぞ。
そして那須、あなたはここでスタメンを奪えるのか?