「この星の行方」カテゴリーアーカイブ

乗鞍の猿が申年を連れてくる?

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この画像で年を締めくくるのも2度めです。
町内の手伝いで、地元のお宮の掃除をして
のぼりを立てるのを手伝ってきました。
平成27年が終わるのだ、
平成28年がすぐそこまで来ているのだ、
そんな空気を少し感じることができました。
おかげさまで今年も大きく健康を損ねることなく、
安全に、穏やかに、過ごすことができました。
支えてくださった皆さんに、感謝です。

一方、世の中的にはいろいろ難しい年でした。
パリでのテロ、後藤健二さんの拘束・殺害など
この星にはびこるISに脅威と怒りを感じる一方で、
世界各地でそれらを短絡的にとらえて
安全を優先するあまりの排他的な動きが目立ち、
それもまた脅威だと感じました。
国内でも、法の支配を受けるべき行政府の長が
憲法を自分の都合のいいように解釈して
国の形を変えていくという大きな動きがありました。
それに対して疑問を投げかければ、
「反日」というレッテルを貼られるという恐ろしさ。
テレ朝・古舘伊知郎氏やTBS・岸井成格氏が、
それぞれの番組を降板することに至ったのは、
いかなる力がどのように働いたのかと思うと、
ずいぶん窮屈な世の中になってきたものだと
感じざるを得ません。

サッカーについては、ジュビロ磐田のJ1復帰が
私にとって今年一番の出来事でした。
味の素スタジアムで、大分銀行ドームで、
絶望的な状況から希望をつないだあのシーンは
心を強く揺さぶられました。
今季、スローガンとして掲げられた「繋ぐ」は
選手と選手、監督・コーチと選手、
現場とフロント、クラブとサポーターなど、
様々な形で具現化され、結果を出しました。
取れるゲーム、取るべきゲームを引き分けて
最終的に1位での昇格は逃しましたが、
あそこで勝ち点1を得ていたから、
あそこで得失点差を稼いでいたから
今、この結果がある、と言うことができ、
本当に素晴らしいシーズンだったと思います。
「ここまでは・・・・。」
※「ここまでは」!?
そう、あくまでも「ここまでは」。
昨季はいい補強ができたと思います。
でも、今季はどうでしょう?
それだけは気がかりです。

来たるべき平成28年が佳き年でありますように。
では(^^)/

「ボールが転がっている間は、世界は平和だ。」

昨日からは一転、いい天気になった。
しかし、気持ちは重い。
昨日は朝から嫌なニュースを聞いていた。
初めのうちは、不幸な出来事とはいえ、
またいかれたやつが騒ぎを起こしたか、ぐらいのつもりで
聞いて、私は磐田に向かった。
しかし時間が経つにつれて、事の重大さが見えてきた。
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何てことだろう。悲しく残念としか言いようがない。
そして実行した連中に対しては、
怒りを通り越して、情けなさと哀れみを感じる。
こんな事を起こして、ヒーロー気取りなのだろうか。
前にも一度ここに書いたかもしれないが、
お前たちが犯行前に叫んだ「神は偉大なり」というのは
確かにそうかもしれないけれど、偉大なのは神だけで、
「神の威を借り」てヒーロー気取ってるだけの連中は
神の教えを正しく読み取ることすらできず、
自分の言葉では他の人々を説得することすらできない
傲慢な愚か者だ。
何でも、スタッド・ド・フランス周辺での自爆テロは
フランス代表対ドイツ代表の親善試合後に
スタジアムから8万の観衆が出てくるのを
ねらって自爆テロを企てていたとか。
FOOTBALLを愛する「仲間」たちをねらう卑劣な奴ら。
こんな奴らがいることが、本当に悔しい。
心からお悔やみを申し上げたい。

全否定ではないが、「ううむ。」

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(画像はNHKの中継画面を一部加工しました。)

一応、生で見て聞いていた。
最初から最後まで、通して。その後の記者会見も。

ううん。
「ダメだ」とは言わない。全否定などもしない。
一文一文聞いてくと、言ってることはもっともだし。
ただ、いろいろ思うところがあった。
それを少し、整理してみたいと思う。

最初は中学、高校の世界史、日本史をふりかえるような
「歴史講義」が延々と続いて、「?」と思った。
もっともこれは、政府としての明治以降の流れについて
公式の歴史解釈を表したという意味では
意味があるかな、とも思う。
ただ、そのわりには、満州事変、そして国際連盟からの脱退
から後が一気にすっ飛ばされてたけれど。
(そこが大事じゃないの?)
それよりも、聞きながら私が思ったのは・・・、

「これって、何人かの意見の寄せ集めでしょ。」

話があちこちへ飛んでみたり、
一つの話の中に同じような趣旨のことが
何回か繰り返し出てきたり・・・。
話について行くの、大変だった。
それに、既にメディアで言われているように、
前の2人の総理談話を「引用」するような形で
話を作る場面が多くて、

「結局、あなたはどう思ってんの?」

ってところが、ストレートにはわかりづらかったかな。
支持層である「右寄り」の皆さんへの配慮、
一方でリベラルな世論や中韓への配慮、
どっちもそれなりに気を遣わなければならない中で
自分としては触れたくないことが多かったんだろうな
というようにも感じた。

最後に。
「子どもたちに謝罪を続ける宿命を
背負わせてはなりません。」
というのは、私も「一部」は同意できるところもある。
ただ、それはその後に総理が述べた、
「過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。」
ということを誠実に続けることが条件かな。
あなたがそれをした上で、同じくあなたが触れた
「我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、
力の行使ではなく、平和的・外交的に
解決すべきである。」
ということを、実際の政治で示すことが必要だと思う。

本来明日、いろいろな思いと共にアップすべきところだが
明日は自宅を離れて落ち着いてアップできるか?なので
今日アップさせていただきました。
「戦後」と呼ばれる日々が、これからもずっと続き、
「戦争」と言われるものでつらい思いをする人たちが
この国から出ることがありませんように。
そして、世界からも。

「警告どおり 計画どおり」

(BGMには佐野元春の「警告どおり 計画どおり」をどうぞ。)
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「なぜ?」が通らない、そんな世の中なのだ。
あれだけの大事故の反省も生かさないし、
人々の平穏な生活を守ることよりも、
見えない何かが動くことで潤う人たちの思いが優先される、
そんな世の中なのだ。
「すぐに」というのが難しいのであれば、
百歩譲って、そいつを動かしながらも並行して
「再生可能エネルギー」ってやつを
真剣に開発するように取り組んでみたらどうだろう。
それにすら消極的なのは、
やっぱり、見えない何かが動くことで潤う人たちの
思いだけを優先しているとしか思えないんだな。

これまでも、これからも。

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この川が水を求める黒焦げの人たちで埋め尽くされてから
もう70年。
今、この街長崎は世界遺産のある国際観光都市として
生まれ変わり、新たな道を歩んでいる。
しかし、このつらい記憶を忘れることなく教訓にし、
「ここを人類史上もっとも愚かな兵器が使われた
世界最後の地」
にしなければならない。
そのためにも、この地球上で起こる様々な出来事に
一つ一つ注意を払って見ていかなければならない。
ここがこれからも
「世界最後の地」
でありつづけますように・・・。
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