「SKI NOW 20XX」カテゴリーアーカイブ

「またスキーに行っただろ、この決算期の忙しい時に。」

行くまでは憂鬱だった。
この多忙期に出かけることに罪悪感すら感じていた。
しかし、前の職場の先輩が、
仕事で自分を縛ってちゃダメ、って教えてくれて以来、
「無理してでも、行く時は行こう!」って決めた。
ただ、それでもやはり、まずいんじゃないかな、
と思いながら出発した土曜の早朝だった。
でも、行ってみて思った。
「正解!!」
だって、こんなだもの。

これ見たら、ねぇ。
何でこんなに空いてるか、わからない。
若い奴ら、家でスマホとかいじってないで、出てこいよ。
絶対いいって!!
すっかり暖かくなって、ユルくなってるんじゃないかって
心配してた雪も、あえて標高高めのマイアを選んで正解。
キュッキュとまではいかないが、サクサク。
森の中を駆け抜けるコースは自然との一体感も感じられ
とても楽しかった。
ただ・・・、
帰りの空気のぬるさに、シーズンの終わりが
迫っていることを感じ、少しさびしかった。
いよいよ、これが最後かな・・・?

「ウェアの下はセーター? 厚着、してるだろうね。」

土曜日、今季3度目のスキーにきそふくしまに出かけた。
年明け以来ということと、今季最後かも、ということで
かなりの意気込みでのお出かけだった。
当日は新城から道が白くなるぐらいの冷え込み。
珍しく、19号がノーマルでは厳しいような状態だった。
当然、雪質は最高。雪を踏めばキュッキュ鳴るぐらい。
しかも早く出発したため、到着も朝早く、
リフトが営業を開始すると同時に乗車して上へ。

朝イチの圧雪したばかりの雪の上に
自分が初めてシュプールを描ける快感、これは最高!!
これから半日、この最高の雪を堪能できる、
この時点では、そんな気がしていたのだが・・・。
てっぺんから何本かやっているうちに、体調に変化が。
滑るたびに頭痛とめまい、そして軽い吐き気が・・・。
「???」
リフトに乗って静かにしていると元に戻るのだが、
また滑り始めると同じ症状が・・・。
「まさか、高山病?」
スキー歴20年以上の経験で、こんなことは初めて。
その後何本かやったが、ついに我慢できず、
一番麓のスキーセンターまで降りて休憩することに。
ストーブであたたまって体調を戻した後、合流したが、
結局本調子に戻らず、良質の雪を堪能することはできなかった。
家に帰ってネットで調べると、水分の摂取不足や寒さは
やはり、高山病によくないとのこと。
その上で疲れがたまっていたことなど、悪条件が重なったようだ。
(そのほかにも自分自身、生き物として弱ってるのかも?)
トイレを心配しすぎずに、もう少しこまめに水分を取ったり、
毛糸の帽子をかぶって頭を温めたり、厚着をしたりすれば
もう少し違うことになっていたかも、と思うと残念だ。
リベンジに、春までにもう1回・・・!?

「ロッジ前までノーチェーンでOKです。どうぞ。」


やぶはら、最高だった。
晴天、無風、アイスバーンも「ガリガリ」もない最高の雪質、
そして「プライベートゲレンデ」なみの空き具合。
楽しむのに最高の条件がそろっていた。
遠くに穂高や蓼科方面の山々を臨みながら、
視界に人っ子一人いない尾根を、サクサクとエッジを効かせて
麓に向かって落ちていくのって気持ちいいねぇ。
それに、このやぶはら、自分の記憶をたどってみると
どうも15年以上ぶりのような気がする。
当時なかなか勇気をもって下を向けなかったどんぐりコースで、
自信をもって下を向けるようになっていたことに上達を実感し
すごく嬉しかったのと同時に、時の経過をせつなくも感じた。

帰った後は、前回と同じく「帰ってからの宿題」です・・・。

「またスキーに行っただろ、この暮れの忙しい時に。」

(「また」って、今季初滑りなんですけれど・・・。)

前の職場の先輩に声をかけられて、
きそふくしまに今シーズンの初スキーに行ってきた。
年末年始の休暇中とはいえ、行くにあたっては考えた。
「いいのか?」
年内にやらなければならないことが公私ともに山積。
でも、決めた。
やらなければならない諸々は「帰ってからの宿題」でいいや。
ということで、いい天気、まずまずの雪質の中で、
滑ること以外は何も考えないで、
4人乗りクワッドの終点から麓のスキーセンターまで、
長距離ダウンヒルを何本も楽しんできた。
「宿題」は現実のものとして残ったが、It’s all right!
だって、気持ちよかったもの!

初・五竜&”HKB47″


直前に野沢行きが消えるなど、スキーに縁遠かった今シーズン。
しかし先週、ふとしたきっかけで野麦峠に出かけたかと思えば、
この3連休は何と4シーズンぶりに白馬の雪を踏むことになった。
今回は、今までサンアルピナと八方の間にありながら
訪れたことのなかった白馬五竜&HAKUBA47を初めて訪れた。
まず感じたのは、その雰囲気。
白馬だ! 信州だ! ビッグゲレンデだ! 若者が多いし、華やかだ。
雰囲気が明るいと、滑っていてもどこか心持ちが変わる。
もっとも、連休初日ということで混んでいたこともあって、
ゲレンデの雪は結構、荒れ気味。
足を取られがちで、踏ん張っているうちに足にじわじわと・・・。
ま、それも幸せな疲れ、ということだろう。
何はともあれ、この非日常感、最高だった。
今シーズンは、いよいよこれで最後になるのだろうか。

PS.
道中、148号から無人のサンアルピナ青木湖を眺めた。
最近は営業不振で休止中とか。
ウィンタースポーツをめぐる環境は、なかなか厳しいようだ。
風を切って湖に向けて飛びこんでいくように滑っていく・・・、
あの心地よい感覚が懐かしい。

“Trip of skiing”に今回のスキーの様子を掲載しました。