仕事を早く抜けて出かけましたが、当日は台風崩れの雨。愛野駅を降りたところにたくさんの露店などが出ていてよりたい気分でしたが、横殴りに雨が振り付け、それどころではありませんでした。
スタジアムに入る前に既にポンチョを着なければならない状態でした。カメルーン、ドイツ、どちらにも関係がありませんが、地元なんだという誇りを持ってジュビロ磐田の水色のポンチョを着てスタジアム入りしました。
闇の中に浮かび上がるエコパは巨大な宇宙船のように美しい。後に県の財政のお荷物のように言われるようになりますし、専用球技場でないこと、アクセスの問題でいろいろ言われますが、私は「おらが県のワールドカップスタジアム」だし、何とかいい方向にもっていけたらと思っているのですが。
駅からの坂の途中に第1ゲート、そして競技場正面に第2ゲートがありました。手荷物検査が行われました。確かに半分以上が日本人ですが、自分のまわりにいろんな肌の色の人が行き交うのを見て、また、いろんな言語が飛び交っているのを聞いて、改めて自分がワールドカップスタジアムにいるのだということを実感することができました。
おらが県にワールドカップがやってきた、その証です。
カメルーンvsドイツ戦でも青ユニをきました。一緒に行った者からは「日本戦ではないのに」と言われましたが、横浜にもイングランドのユニフォームを着た英国人などがいましたし、テレビで見ていても対戦している国ではないチームのサポが自国のユニで観戦しているのを見て、自分の国のユニを着るのがグローバルスタンダードなのだ、と言い切って誇りをもって着ました。(でも、この決意は次の準々決勝観戦の際、私のミーハー心の前にあっさりと崩れ去ることになるのだが。)
スタメン紹介。当然ながら、オリバー・カーンの紹介は大きな歓声で迎えられました。
今大会、私が見たワールドカップ3試合の中で唯一のメインスタンド観戦でした。しかも1層めの、仮設スタンドではない部分としては5列目というベストポジション。だからこんなショットも撮れちゃいます。(もう少しズームが効くカメラだったらな・・・。)ドイツ国歌、この後決勝まで聞くことになるとはこの時は思いませんでした。覚えていけばよかった・・・。
キックオフです。静岡としてはこれが初戦。「久しぶりの(涙)」「ほぼ(怒)」満席のエコパから大きな歓声が沸き起こります。
コーナーキック。ジュビロ戦でもエコパの試合ではこんな位置では見たことない!それがワールドカップなのにこんな位置で見れちゃうんです。(感激))
オリバーカーン、何思う・・・。
試合後、バックスタンドにあいさつするドイツ選手たち。試合自体は私の友人の言葉を借りると「美しくて激しい」ものでしたが、連発されたイエローカードに、ちょっとまいりました。
でも、生カーンはもちろん、生ヤンカー、バラック、ノイビルを見ることができ、本当に満喫できました。
ふだんのジュビロ戦とは全く異なる輸送体制をとったのでしょう、帰りは確かにこみましたが、ストレスを感じることなく電車に乗ることができました。日本戦から中1日。1日おきにワールドカップを生観戦できるこの贅沢・・・。次の日、特に身体的な疲れはなかったものの、職場で「心ここにあらず」の状態だったのは言うまでもありません。