「ブームではなく文化に」その手伝いなら私にもできるかな。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 決勝
なでしこジャパン 2-5 アメリカ女子代表
@ カナダ・バンクーバー BC Place Stadium
20150706nadeshiko_final_fifa-wwc

うちの職場のメンバーって優しいんだ。
前回の準決勝の時のことを踏まえて
私が結果を知りたくないってことがわかってるから、
昨日は誰もその話題に触れず、一日をやり過ごしてくれた。
日曜日に上のようなものを杏林堂で購入して
(耳栓ってどこに売ってるかわからず探したよ。)
一応使ってみたが、とても仕事にならずに断念。
(月曜は「営業」に立つことはなく、終日オフィス。)
でもみなさんの気遣いで、結果を知らないまま、
職場を後にすることができた。
ただ・・・感じたことが一つ。
確実に木曜日とは職場の「空気感」がちがっていた。
「重い」のだ。
木曜日とは逆に、どこか「よくない予感」を感じながらの
テレビ観戦となった。
そしてその予感は、見てみて「なるほど」という実感に
変わっていった。
「重い」わけだ。
でも、「これがフットボール」なんだろうな。
先制点のCKからのグラウンダーのシュート、
美しかったもの。
その後のなでしこは円陣を組み、気持ちを一つに
ここからの進み方を再確認したかに見えた。
これがグループリーグなら、これで収まったかもしれない。
でも、そうはいかないのがファイナルなんだろうな。
失意、動揺、焦り・・・、
とても腹に収められるものではなかったということだろう。
そこからはすべてが裏目に出た十数分間だった。

とはいえ、絶望的な4点差を彼女たちは受け入れ、
こつこつと1点ずつを積み重ねるためのゲームづくりを
そこから始めたのだった。
やがて自分たちのサッカーを取り戻しはじめ、
アメリカから2得点を奪うことができた。
完全に押し切られてしまうのではなく、
自分たちの時間を作ることもできた。これは評価したい。

残念だ。
このチームで頂点に立つところを見てみたかった。
ただ、宮間が言うように「なでしこは終わらない」。
来年はリオ五輪が、その後には東京五輪が控えていて、
この女子W杯を日本招致しようという動きもあるらしい。
世界3位になった世代も次に控えている。
この経験を次の世代に引き継ぎながら、
次への道を、力強く踏み出してほしい。

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