勝ったからこそ

2012ロンドンオリンピック 男子サッカーアジア最終予選
U-23日本代表 4-0 U-23マレーシア代表 
@National Stadium Bukit Jalil

朝起きて、床の中でめざにゅーを見ながら手をたたいた。
シリアがバーレーンに敗れたのだ。
これで自力出場が復活。最終戦で大量得点を取る必要はなく
普通に勝てば(あえて引き分けでも、と言わない。)
五輪出場を決められることになった。
一つホッとしたが、決して安心はできない。
次節の相手、バーレーンには、
これまでにも何度も痛い思いをさせられてきた。
アテネ五輪予選では、ホーム埼玉スタジアムで
0-1で敗れるのを目の前で見せつけられ、
苛立ちながら浦和美園まで歩いたのを今でも覚えている。
昨日の試合、序盤の単純なミスからの逆襲をはじめ、
弱気な後ろ向きのプレー、工夫のない浅いプレー、
そしてゴール前での決定力のなさなど、
課題がいくつも露呈した。
特に終盤、相手の足が止まっているのに何もできず、
そのままタイムアップするところなど、情けない。
バーレーン戦への不安を強く感じるのと同時に、
この世代がこれまで世界の舞台に立てなかったことが
わかるような気がする時間帯だった。
このままこの世代がアジアから出られず終わるのと、
世界へ打って出て、五輪を経験するのでは、
今後のA代表強化を考えても、得るものが全く違う。
課題を乗り越え、何があっても五輪に出なければならない。
そのためにも、この勝利に浮かれることなく、
次に向かってしっかりと準備をしてほしい。

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