さあ、駒野を迎えに行こう。(1ヶ月をふり返って長文失礼)

前大会でも「夢のような1ヶ月」という書き方をしたが、
今回もその言葉を使いたい。
連日連夜、楽しませてもらった。
何よりも「ぼくたちの代表」。本当に素晴らしかった。
目標とするベスト4には届かずとも、
それが決してただの夢ではない、と感じさせてくれたし、
前にも書いたが、予選の時からサポートしてきて
よかったと思っている。
ただ、私のような代表を称える考え方について
「手のひらを返したよう」と言う声もあるようだ。
しかし、自分としては「ブレている」つもりはない。
なぜなら、
「本大会での代表の活躍を願う」
「世界に胸を張れる日本代表である」
というのが、私の代表への思いの根本だったから。
本大会前に不甲斐ない戦いをすれば苦言を呈するが、
本大会で結果を出せば、歓喜する。
戦いぶりが胸を打つものであれば、心を震わせる。
これって手のひらを返したのではなく、自然なものではないか。
そういう意味では、私自身にはブレはないと思っている。

思い起こせば4年前、カイザースラウテルンで
言葉では表せないほどの失望を味わった。
青ユニを着る「誇り」さえ失った時期もあった。
しかしあれから4年、今回の代表は確実にちがっていた。
指揮官は直前まで迷いを繰り返したが、最終的に間に合わせた。
選手たちは試合ごとに成長し、「チーム」となり、
指揮官の言葉にもあったが、日本人としての魂を持って戦い、
世界に日本の存在感を示すことができていた。
心から拍手を送り、温かく迎えてよいと思う。
指揮官は続投の意志がないとのこと。
「次」の情報もいろいろ飛び交っているが
「ぼくたちの代表」をさらなる高みに導けるような人物を
議論の中でしっかりと選んでもらいたい。
そして選手たち。
一部から「燃え尽き」ちゃったような発言も聞かれている。
気持ちはわかる。しかし本当にそれでいいのか?
自身が必要とされる喜びと誇りをもう一度思い出せ。
そして2014年、ぼくたちにさらに高い歓喜をもたらしてほしい。
そのためにも、まずは再開されるJから、
一つ一つ、積み上げていかなければなるまい。

大会全体については、当初開催自体が危ぶまれていたが
無事に行われ、終わったことに安堵している。
しかし、強豪と言われるチームが内紛で崩壊したり
短期決戦ならではのリスクを避ける戦いをするために
ゲーム自体が守備的で見所のないものが増えてしまったりして
残念な点も多い。
ワールドカップがいつまでも憧れの大会であるためにも
日本だけでなく、世界全体もプロ意識を高くもち、
見応えのあるゲームが展開されるように願いたい。

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