それは国内で起きたテロ

見慣れた風景が多数の警察車輌で埋め尽くされる。
その様子がテレビに映し出される・・・、
まるで3年前にロンドンで起きた地下鉄テロの時のようだ。
あの中央通りと神田明神通りの交差点、
あそこであんなことが起こるとは・・・。
テレビで映された防犯カメラの映像は、
あの中央通り沿いの某牛丼屋のものだろうし、
最後に容疑者が確保されたあの路地もよく知っている。
タイミング次第では私があの場所にいた可能性だってあるのだ。
たまたまそこに居合わせただけで、
朝まで普通だった自分が、大切な人が
いなくなるなんてあり得ない。
あってはならない。
その人が長い人生の中で今まで積み上げてきた時間と、
周りの人がその人との関わりの中で積み上げてきた想い。
それらをバカな一人のわがままで、いとも簡単に破壊し、
さらにえぐり取って一生消せない大きな傷を残す・・・、
こんなことが起こっていいのだろうか。
これは国内で起きたテロと言ってよいだろう。
彼にできる償いは残念ながら
自らの命を差し出すぐらいしかないのだろうが、
ただ簡単に命を差し出してもらうぐらいでは許せない。
とさえ思える私は人権擁護者に叩かれるのだろうか。

「それは国内で起きたテロ」への1件のフィードバック

  1. 東京都内では、自分がよく知っている=土地勘のある数少ないスポットである秋葉原。あの場所には管理人さん同様、僕も立っていた可能性があります。そのため、今までの無差別事件とは違い変なリアル感を感じた嫌な事件です。6月に入ってからは、職場の近くでコンビニ強盗も発生し、「水と安全はただ」と言われた日本が、遠くに過ぎ去っていくような感じもします。
    こんな犯人は許せませんね。いつからこんな歪んだ感情を持つ人間が増えてきてしまったのか?世の有識者たちはいろいろとコメントを出していますが、国全体のあり方を見直さなければならないのでは。例えば「責任を持たない自由」を容認している風潮であるとか、「勘違いした個人主義」であるとか、「不必要な競争原理」とか、「もうけ第一主義」とか・・・。
    でも、「命を大切にする」というもっとも当たり前のことが分からないようでは話になりませんね。

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