「地球の未来に会いに行く・・・。」

 (BGMにはQueenの「愛という名の欲望/CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE」をどうぞ)
mitsubishi-mirai-kan.jpg
既にお察しの通り、「プロジェクトABC」のAは、「Aichi」の「A」。
万博とライオンキングをセットにして遠征してきた。
朝一でゲートに並ぶはずがちょっとばかり寝坊して、
中に入れたのは開園から1時間遅れ。
目を血走らせながら当日予約ができる企業パビリオンを探したが
見当たるのは既にカバーを掛けた当日予約機や
「本日分は終了しました。」の張り紙。
当然、トヨタグループ館も日立館も整理券はなし。
カリカリしながら三菱未来館の一般入場の列に並んだ。
待つこと30分あまり。ようやく中へ向かって列が動き出す。
その間も
「この後、あそこに並んで、そうすればちょうどいい時間で
予約してきたパビリオンの入場時間になるから・・・。」
と頭の中で、ああでもない、こうでもないとめぐらせていたが・・・。

すばらしい映像と音響を駆使した三菱未来館に心を打たれた。
「全ての生命は微妙なバランスの上に成り立っていて、」
(これは翌日観たライオンキングのムファサの台詞から拝借)
我々はその上で「生かされている」のだ、ということを
心の底から感じた。
パビリオンから出た後、それまで
「一つでも多く企業パビリオンを!」
とあくせくしていた自分がバカバカしくなった。

ということで、そこから後は予定変更。
無理して企業パビリオンを回ることはやめ、
待ち時間のない外国パビリオンを回りながら、
「12時間世界一周、食い倒れの旅」!!
いつか機会があったら御紹介するが
東南アジア、南アジア、中東と、
アジア系のパビリオンを見て回りながら、併設のレストランで
うまいものめぐりと現地のビール三昧で楽しんだ。
さすがに中東はビールを提供するパビリオンはなかったが、
イラン館では濃厚な紅茶を楽しんだ。
月の石も、毛の生えたマンモスも見たし、
閉園間際にはオーストラリア館の前で
白人のお兄さんの素敵なサクソフォンの演奏を満喫。
次々と演奏されるQueenやPolice、
Elton Johnなどのナンバーに
周囲では陽気な外国人がビール片手に盛り上がったり、
オーストラリア館の職員や警備員
(現地から来たのだろうか、白人のオジサン)も混じって、
演奏に合わせてダンスに興じたり。
sax.jpg
いつの間にやら私もその輪の中に入ってしまい、
ブルース・スプリングスティーン&クレランス・クレモンズのごとく
一緒にかけ合いながら踊って周囲の拍手をいただく始末(^_^;)
(画像がないのが残念!)
いやはや、ホントに楽しかった。
(22時になっても演奏が終わる気配がなく、
周囲を博覧会協会の職員がこわい顔をして取り囲んでいたが、
あの後、サクソフォンのお兄さんやオーストラリア館の責任者は
協会から怒られなかっただろうか・・・?)
いやぁ、満喫。外の緊張した世界情勢を忘れてしまいそうな
ひとときだった。
しかし私がここで「世界」を楽しんでいる間に
実際にはエジプトではテロが・・・。
思えばここに入るためのゲートでは、
これでもかというぐらいの持ち物検査。
あのゲートの中のあの素敵な雰囲気は
「つくられた世界」だったのか?
そうは思いたくないし、人類はそこまで愚かではないと信じたい。

「「地球の未来に会いに行く・・・。」」への3件のフィードバック

  1. ABC作戦のAとは、愛・地球博のことだったのですか???
    大はずれです。

    次のBは、ベッカムのことですか?
    Cは中国、東アジア戦か???

  2. >一つでも多く企業パビリオンを!」と思っていた自分がバカバカしくなった。
    >ということで、そこから後は予定変更。
    >無理して企業パビリオンを回ることはやめ、
    >待ち時間のない外国パビリオンを回りなが>ら、「12時間世界一周、食い倒れの旅」!!

    それが正解だと思います。
    企業博ではなく地球博です!!
    我が輩はオセアニア地区には行くだけの時間がなく断念してしまいました。
    行きたかったです。

  3. もっともっと食い倒れたかったですが・・・胃袋にも限界がありまして。本当はシンガポール館脇のレストランでタイガービールを飲みながらサテー、なんてのを11年ぶりにやってみたかったです!残念ながらヨーロッパ・南北アメリカ方面は行けず。そちらにもうまいものがあったんだろうな、と思うと残念です。
    それにしても、サッカー観戦ってホント、世界の地理と文化のお勉強だな、と実感しました。サッカーを見てなかったらアジアの国についてここまで予備知識があったかな?と。サッカーを見てその国についての予備知識があるからこそ、これだけ食も楽しめたのではないかと思います。

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