> このチームを見た時に本大会で勝ち抜ける力はまだないと思っている・・・。
最終予選突破直後、ヒデがこのコメントを出した時、
マスコミは「冷めている、また中田は・・・」みたいな扱いを
していたように思うのだが・・・そして街頭インタビューで
「優勝してほしいです!」とか「前回以上の成績」とか
脳天気に言っている声を祭りか何かのように勘違いして
放送していたように思うのだが・・・。
これでまたマスコミは今度は「3連敗の危機」とか騒ぎ出して、
残りの結果如何では、今度ドイツから帰ってきた時に、
こないだタイから帰ってきた時とは全く異なり、
手のひら返したようにバッシング報道するのではないだろうか・・・。
そんなことより、これから1年もあるのだから、その期間を使って
どうやって本大会までにこのチームを高めるか、を考えなければ。
この試合を見ただけでも、かなり多くの課題が見つかった。
左サイドとか、左サイドとか、左サイドとか・・・。
プレスが全くかからない中盤とか・・・。
攻め重視の考えもいいけれど、ヒデは今日のようでよかったのかとか・・・
次は幸い欧州覇者とはいえ、名前負けしないですむギリシャだ。
「チャレンジ」するにはいい相手ではないか?
「応援」というより「チームの変化」を楽しみに
見せてもらおうと思う。
世界の壁は厚く、高い!
メキシコ代表に1-2で敗れた。
さすがは世界ランキング6位だけのことはあると言いたいが、今回のメンバーは一軍半・・・。
そんな相手に終始攻められ続け、たまにしか攻められないと言うのでは・・・。
それにしても、中村の出来の酷さには目を覆いたくなった。
腰痛の彼にとってはつらいゲームだった。
日本人の中でもフィジカルが弱い彼は、よっぽど体調が良い時じゃないと輝く事が出来ない。
今日はあきらかに体調不良だった。
また、3/26のアウェーでのイラン戦の時もそうだったが、一発当たられると途端に消極的になる。今日も当たられる事を怖がった為かやたら1タッチではたこうとし過ぎ。
彼はコロンビアのバルデラマにちょっと似ている気がする。
バルデラマも”ある種の”天才であったが、フィジカルが弱く足も遅かった。
その為ヨーロッパのクラブでは目だった活躍出来なかった。
バルデラマが活躍出来たのは、代表とナショナル・メデジンだけではなかったろうか。
いずれのチームもバルデラマ中心のチームでバルデラマのためのシステムを構築したチームだった。
中村も”彼の為のチーム”じゃないと活躍出来ない選手のように思う。
中田と並列に使用しない方が無難かな・・・。
あと、サントス・・・、プレースピードが遅い。
今のままでは通用しない。
他に左サイドはいないのだろうか?
中田浩(マルセイユ)もいるし、三浦厚(ヴィッセル)もいるだろうに・・・。
なぜ、ジーコはサントスにこだわるのだろうか?
ピッチ上の通訳だからか・・・!?
そんな中の収穫は、
①右サイド、加地が通用した。
唯一、加地の突破だけが通用した。
あとの2戦でも通用するか楽しみです。
ただ、バックパスはあまりしないでどんどん勝負して欲しい。
②加地―柳沢のラインが出来た。
加地以外にも、通用する攻撃パターンを作らないと今後も苦しい。
世界を相手にした場合、アジアでの戦いとは逆の立場になる。
無理して攻めに出ないで、守りを固めてカウンターを狙うというのも考えないといけないのかもしれない。
オマーンやバーレーンが日本に対してしたように・・・。
あとは、中田英がいっていたように全体のレベルアップ。
メキシコに追いつくには10年ぐらいかかるかも。
10年でも無理かもしれない。
それくらい差のある試合だった。
1-2で済んでよかったのかもしれない・・・。
次の相手は、EURO2004王者のギリシア代表。
決勝トーナメント進出には絶対に勝たないといけない。
がんばれ、ニッポン!!