20年以上観てきた中で、最悪のシーズン。(2019振り返り)



ネットにアップしていないが、手元に6年前にJ2降格した際、
自分なりに思うところをまとめたメモがある。
そこに私が考える降格に至った要因について、
次のように書かれていた。

1 現有戦力の過大評価と補強の失敗(甘かったフロント)
2 森下前監督の指揮官としての資質の問題
 (1ボランチ策の失敗)
3 選手の弱さ(心・技・体、全てにおいて)
4 全てにおいて甘かった。~事態への対応の遅れ~
(指揮官更迭、新指揮官招聘、緊急補強)

同じじゃん。このクラブは何も学んでいない。
何はともあれ、ジュビロ磐田を見続けてきて20年以上、
その中で今季は最悪のシーズンだったと言わざるを得ない。
ではなぜそんなシーズンになってしまったのか。

1 名波・鈴木秀人監督の引き出しのなさ
18シーズン最終川崎戦の衝撃的な敗戦からの1週間で、
見事にメンタル的にも戦術的にも立て直すことに成功し、
残留させた名波監督(当時)、確かに素晴らしかった。
しかし、短期的な危機対応に成功できたからといって、
シーズン通して戦うための長期的チーム構想・戦略を立て、
それに近づいていく力も高いかというとそうとは限らない。
短期決戦の結果だけを見て監督続投を決めたことは
果たして正解だったのだろうか。
さらに、他クラブでで監督経験がなく、
また指揮官のすぐそばで一心同体で仕事をしていた、
いわゆる参謀とも言えるヘッドコーチが昇任したところで
別の新たな引き出しをもってるはずもなく、
こうなることは必然だったと言えよう。
2 「けが人の復帰が最大の補強」から始まった戦力不足
今となっては誰のものともはっきりしないこの発言のとおり
ほとんど大きな補強がないままシーズン・イン。
当然、昨季からの課題である「決定力不足」はそのまま
持ち越され、守備もボロボロ。勝てないわけだ。
3 フロントの見通しの甘さ
「私は今も、名波さんが描いたサッカーは、決して
 間違っていたとは考えていません・・・。」
サポーターズマガジンの社長インタビューに愕然とした。
先程述べたとおり、長期の構想・戦略がなく失敗した
前指揮官の「目指すサッカー」とやらを肯定し続けたまま
今後も最高経営責任者として務め続けようというこの方、
本当に大丈夫なのだろうか!?
シーズン終盤のちぐはぐな補強や監督交代を見ても
場当たり的な対応しかできなさそうで信頼がおけない。
降格に大きく関わった秀人を強化部長に据えるという
この考えも甚だ疑問だ。
感情論抜きで冷静な判断が下せるのだろうか。

補強もレンタルバックがメインで、いただけるのは
チームを大きく変えていけるインパクトのある選手はなし。
アダや荒木の穴は埋められそうにもない中で、
フロントもダメダメな中、フベロ監督の手腕にすがるしかない
厳しいシーズンになりそうだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください