Football fever : Priceless

久しぶりに出勤。机の上には3日分の仕事が。
竜宮城から戻ったかのような気分だ。
何人かの人たちから声を掛けられる。
「行ったかいがなかったね。」
と。
しかし、私はこう答えた。
「確かにゲームだけで言えば。
 でも、5日間トータルで考えれば、
 W杯を、ドイツを、十分楽しんできましたよ。」

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昨日のカキコを繰り返さないが、
確かに日本戦は虚しいものだった。
しかしレーマー広場、ハウプトヴァッフェ、
マイン河畔のFAN FESTA会場、
そしてカイザースラウテルンのスタジアム周辺で
キックオフ前に感じた「W杯の雰囲気」は
とても素晴らしいものだった。
できることならこのまま
この「雰囲気」の中にもう数日浸っていたい、
いつの日かまたこの雰囲気の中に戻ってきたい、
という気持ちにさせてくれるものだった。
決してマスターカードの回し者ではないが、
タイトルのとおりに感じた。
観戦したゲームで日本が勝てなかったことは残念だが、
「W杯で負けることの心痛」を
現場で体感できたのも一つの経験になったし、
またいつの日か、リタイアした後になる可能性が高いが、
「W杯で勝つことの歓喜」を再び現場で味わえたらと
思えるようになった。
(その時はSHOCHAN、ぜひ今度こそご一緒に。)
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いろんな想いを残して、「私のドイツ」は終わった。
でも、W杯はまだ終わっていない。
もちろん、「ぼくたちの代表」もまだ終わっていない。
まだまだ楽しませてもらいたい。

「Football fever : Priceless」への4件のフィードバック

  1. 管理人さん。お疲れさまでした。私は、2002年日本開催のW杯しか体験していません。外国でのW杯の雰囲気に浸るって、確かに魅力ですね。私も明日にでも独逸に行ってみたくなりました。
    さあ、残す2戦。サムライ・ブルーはどんな戦いを見せてくれるのか、期待したいものです。

  2. お帰りなさい。
    旅行記、楽しかったです。
    ありがとうございました。

  3. さる父さん、shinyafumikaさん、行ってまいりました。
    滞在中にもカキコありがとうございました。
    本当にFOOTBALLと、それが人の心にもたらす素晴らしさを感じた5日間でした。
    大会のスローガンでしょうか、
    「A time to make friends」というのが至るところに書かれていたのですが、自分なりに実践できたのではと思います。その後に続くようなつきあいは生まれませんでしたが、その場その場で日本の人と、ドイツの人と、いろんな国から集まった人と、そしてオーストラリアの人とよいコミュニケーションがとれたと思います。
    カイザースラウテルンでの試合後、ショックを受けつつも、前の席のオーストラリアサポと握手を交わしたり、Hugしたりしましたが、4年前、横浜で試合後にロシアサポが求めてきたことを思い出して私から求めてみました。やってみてわかりました。あの時のロシアサポの気持ちが。ふさいでいても惨めになるだけ。相手を称え、自分も前を向くことにより、誇りを保てる、ということなのかな、と。W杯に来て、嫌な思い出を残して帰ってもしょうがない、ということなのかなと。
    このW杯が私の全てに対して、ものの見方・考え方を変えるきっかけになっていけば、と思います。

  4. ドイツ遠征 お帰りなさい。
    国内リーグでの遠征では当然得られないものが最大の「お土産」ですね。
    ワールドカップは物騒な表現をすれば「国の威信を賭けた代理戦争」の一面を持っていると同時に、「世界最大の外交」の場でもありますね。無数の「臨時外交官」があらゆる場所に表れます。我らがm-takasuさんもその一翼を担ったわけですね。
    詳しいお話は我らの聖地「ヤマハスタジアム・磐田」のフリーゾーンで。

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