ここまで来ると「災害」



昨夜、この時点では、まだ自分もどこかで甘く見ていた。
台風24号。
「50年に一度」とか「伊勢湾台風以来」とか聞いていたが、
晩酌の後、テレビで台風情報を見ながらうとうと、という
「いつもの台風感覚」で夜を更かしていた。しかし・・・。


うなる風の中、信号と通りの反対側の電気が一斉に消えた。
そして程なく、私の部屋の灯りも。
漆黒の闇の中、それでもなお窓を押し破らんとばかりに
吹き付けるものすごい雨と風。
生まれて初めて、台風で生命の危険を感じたし、
「この家は耐えきれないかも」という不安を感じた。
携帯の雨雲レーダーに「あと1時間耐えてくれ」と願った。


何とか乗り切った。
台風一過のクリアな空の下、嘘のように朝焼けが広がる。
しかしその爪痕は大きく、近隣でも建物の外壁が破壊され、
わが家の駐車場では、隣の柵が押し倒され家族の車に。


早めに家を出たが、信号はわが家の横から職場まで、
一部を除いて消えている状態。
でもすごいなと思うのは、結局交通は何とかなっているところ。
(一部では事故などもあったかもしれないが。)
結局、この信号復旧の遅れの影響が大きくて、
我が職場は今日の営業を取りやめた。
日中わが家は電気が復旧したが、通りの向かいは
未だ真っ暗なまま、2晩目の停電に突入。
こんな経験は生涯初めてだ。
これはもはや「災害」と言っていいと思う。

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