あの東京国際フォーラムから5年

家に籠もる正月。
楽しみは前に記したように配信やWOWOW、BDのライブ収録。

今夜は「佐野元春 & THE COYOTE GRAND ROCKESTRA
40TH.ANNIVERSARY ‘YAH!’」のBDを観た。
本音を言うと「高い」(´`:) 
そりゃ166分、30曲入りではあるけれど、14,300円は高い。
ただ、25周年以来欠かさず足を運んできた、
5年ごとのアニバーサリーライブの収録版だ。
さすがに去年の春、まだワクチンが一般に行き渡る前、
第3波、第4波と続くコロナ真っ只中の武道館や城ホールへ
足を運ぶことはできなかった。
YouTubeでこれらの動画は何度も目にしていたけれども、
きちんとまとまった形で観たいという思いで購入した。
内容はアニバーサリーライブらしく新旧取り混ぜたセトリで
ザ・ハートランド、ホーボーキングバンド、コヨーテバンドと
3つのバンドと共に歩んできた元春のこれまでを振り返りつつ
「佐野元春の現在地」を知ることができるものだったかなと。
スタンダードはやはりスタンダードで心を揺さぶるし、
奇をてらわない範囲で粋なアレンジがなされたものもあり、
今の元春がこれらの曲をどうとらえているのかが見えてくる。
そして何より、コロナに負けない、エンタメは死なない、
という思いも伝わってくる。特にこの「エンタテイメント!」
あとは、声にも、パフォーマンスにも、よくも悪くも
5年前とはちがう「年齢」も感じたりして(´`:)
あえて言うなら、日本武道館なり、大阪城ホールなり、
一つのステージを収録したものであるとよかったかなと。
セットリスト的に流れを組んではあったけれど、
映像を見ればこの曲は武道館、この曲は城ホールと
継ぎ接ぎで作られたものだということがわかってしまい、
どうしても「一連のステージを観ている」感が冷めてしまう。
そこは5年前の東京国際フォーラムのBDの方がよかったかも。
いずれにしても、45周年は足を運び、ホールにいたいな。
彼も、私も健康でありますように・・・。