過ぎ去っても解けない魔法。

毎年11月初旬、若い頃4年間過ごした懐かしの街、静岡に通う。
待っているのは、大道芸ワールドカップin静岡。
そこに行けば、「日常」にはないワクワクやエネルギー、
そしてほっこりとした温かさに包まれ、心が癒やされて、
前を向いて進むパワーをもらえるから。
そして今年もそんな「魔法」にかけてもらうために、
11月3日、4日(日・月)と1泊2日で静岡へ向かった(^_-)


一番、圧倒されたのは、ミズキシナガワ。
今大会、唯一の日本人としてのW杯部門参戦。
日本人女性アーティストのエアリアルは初めて観たが
その技術と表現力には迫ってくる凄みを感じた。


一番、盛り上がったのは、桔梗ブラザーズ。
彼らももはや若手ではない。立派な中堅どころ。
その高いジャグリング技術は言うまでもないが、
2人が連動するシンクロ性から来る美しさは素晴らしい。
心地よい音楽に乗せて、手拍子で盛り上がりながら、
一体感に包まれた静岡市役所前。素晴らしかった。


一番、笑わせてもらったのは、毎年恒例、ダメじゃん小出。
1日(金)の投稿にも加納真実とのコラボの話題を載せたが、
当然一人でも十分面白い。そして欠かせない。
観客をいじり、引っ張りこみ、時に丸投げし(!?)
時事ネタやその場でのハプニングを巧みに笑いに変えつつ
「時折」パフォーマンスを挟んでいく、という
もはや誰も真似できないダメじゃんワールド(^^)/


一番、ハートウォーミングだったのは、KANA∞。
ダメじゃん小出と並んで、毎年必ず足を運ぶ一人。
高い技術のフープパフォーマンスやハットジャグリング、
そして温かさあふれるトーク。
彼女のもつ空気感は観る者を癒やし、背中を押してくれる、
そんな力があると思う。


一番、これから応援していきたいと思ったのは、
望月ゆうさくと、めぐみ梨華。
共にジャグラーで、望月ゆうさくの方は静岡市生まれ。
子どもの頃からこの大道芸W杯を観て育ってきた世代。
今回女性ジャグラーのめぐみ梨華とのコラボで登場した。
ゆうさくの演技も凄いのだが、めぐみ梨華はソロの時よりも
落ち着き、のびのびパフォーマンスしていたのが印象的だった。
これからも伸びていってほしい。そして・・・。


今回の一番の「大発見」はこちら。ホワイトアスパラガス!
初め注目していなかったのだが、他のパフォーマンスを待つ間
後ろの子供が彼らを観たがり何度も母親にせがんでいるのを聞き、
どんな人たちだろうと思い、最終日の予定を変更して観てみた。
高い技術なのだが時に笑えて、時にシュール。素晴らしかった。
来年度から「必須」として入れていきたくなった。
そして・・・。


昨年度のチャンピオン、ケロルと・・・?


今年度のチャンピオン、クアトロ・ストンプ。
いずれも、「さすが王者」といいたくなるような、
圧巻の演技でした(^^)/

まだ紹介しきれないアーティストがたくさん・・・。本当に
「ありがとう、心を温めてくれて。そして前を向かせてくれて」
というステキな週末だった。