心震えた第9・10エンド、そして有終の美の「お姉ちゃん」




第23回オリンピック冬季競技大会 ピョンチャン2018
カーリング 女子 3位決定戦
日本代表 5-3 イギリス代表
@大韓民国 江陵 江陵カーリングセンター

最後の最後まで勝負の行方が全く読めない中で
第10エンドのラストストーンで決着がつくという
ものすごいゲームだった。
藤沢選手が先攻として日本のラストストーンを投じた際に、
手前の自分のストーンにわずかにかすってしまって、
おそらく自分たちが狙っていたところよりも、
相手にとってイージーな場所に止まってしまったはずだ。
これがイギリスのスキップ、ミュアヘッドに
どれだけ心理的な影響を与えたかわからないが、
あの最終投からのまさかの奇跡に繋がっていく。
本当にわからないものだ。
でも、後攻でありながら8エンドを1点止まりにされた後、
日本が9エンドをスチールできたことで、英国にとっては、
終盤に来て自分たちが追いつかれてしまったいう「圧」と
10エンドはイギリスが後攻で戦えるという「隙」を与えて、
微妙な心理的揺さぶりをかけたところからも来ているのでは
と思うと、この競技って本当に奥深い、と改めて感じた。
これでもう、あなたたちの笑顔と、きりっと集中した顔の
「ギャップ萌え」を楽しめなくなると思うと残念だけれど、
何はともあれ、おめでとう!!
そして、もう一つ。

スピードスケート 女子マススタート 
日本代表:高木菜那 60points / 優勝
@大韓民国 江陵スピードスケート競技場

はっきり言って、この種目のことはよくわからない。
この「ポイント」ってどうすれば稼げるかもわからないし。
でも、カーリングの途中でチャンネルを変えながら見た
彼女の滑りは、ガマンにガマンして最後に一気に刺すという
まさに「競馬」ばりの駆け引きと、最後に引き離すパワーに
見ていて「おおーっ!!」と声を上げそうになってしまった。
でも・・・私の思い込みなのかもしれないけれど、
でも、岩崎敬子・恭子姉妹とか、浅田舞・真央姉妹とか、
同じ個人競技をしている姉妹って、
どうしても姉には厳しいって印象が私の中ではあって、
彼女もそんな中でいろんな思いをしてきたのかな、と思うと、
パシュートの時以上に、よかったなぁ、と思える結果だった。

いやぁ、終わってしまう。春が来るなぁ(・_・;)