「やだ~、ビールとつまみしかないのぉ?」

2日間の大道芸W杯、楽しみは「見る」のほかにも、
毎年のことながら「食べる」「飲む」!!!!
ということで、今年も2日間にいただいたモノの中から
いくつかを御紹介。



静岡に着いて最初に見に行ったポイント、常磐公園。
そのすぐ目の前に出ていた出店でいただいた
生ビールと牛すじ煮込み。
ハッシュドビーフっぽいルーの中で煮込まれて
柔らかく、そして味が十分に浸みた牛すじの美味なこと。
付け合わせのマッシュポテトと共にビールで流し込む。
「うまい!!!!」
(ちなみに大会公式店ではないため、プレモル。)
続いては!?



翌4日(土)の朝一。
朝食、駿府(城)公園の中のキリンビアガーデン駿府。
「海坊主」が出していた「男餃子」!?
何が「男」なのかよくわからないが、
昇り途中のまぶしい陽光を受けながら、
ニンニク強めの餃子でビールをいただく(^^;)
日常、朝からこれをやっていれば依存症なのかもしれないが、
正月、お泊まりスキー、お祭り、そして「大道芸」の日
ぐらいはいいんじゃないかなぁ(^^;)



そしてキリンビアガーデン駿府、東海軒の「静岡おでん」。
実は初日の夜もこれをいただいており、すっかり「主食」。
この手の店ではなかなか野菜や食物繊維をとれない中で
貴重だ。
静岡おでんならではの黒はんぺん、そして牛すじ。
よく浸みた味と青のり入りのだし粉との相性が抜群。



〆は気仙沼ホルモンの煮込み。2日目夜にいただいた。
本来は焼いていただく気仙沼ホルモンだが、
ニンニクとみそを絶妙に合わせたタレの中で煮込まれ
味がよく浸みて、ビールが進む味わいになっていた。
ホルモンもコリコリのいかにも腸、という部位だけでなく
レバーっぽい柔らかい部分もバランスよく入っていて
食べるたびにいろいろな食感を楽しめる出来。
満島ひかりでなくても「あー、幸せ!!」ってなること
間違いなし(^^;)

ってことで、ご飯モノ抜きでつまみとビールばっかじゃん、
と言われそうだけれど、実際2日間米飯は食べなかったし、
それも大道芸の楽しみということで。
ただ、昔に比べると、
「食べられなくなったなぁ・・・。」
ちょっと寂しい・・・。

またここに帰ってこよう・・・。

さすがに2日間見っぱなしだと、贅沢な悩みだが、疲れた。
でも、今日これだけ天気がよくて最終日だというのに
自宅にいるのもどこかさびしい。
(仕方ない。明日から始まる怒濤の一週間に備えて養生。)
ってことで、昨日を振り返ってみる。



メレシンブラザーズ、ロシア。
筒の上に板を乗せ、バランスを取る技に息をのむ。
また、ただのアクロバットではなく、笑いの要素もあり、
楽しいひとときだった。



望月ゆうさく、地元静岡市出身。
子どものころこの大道芸W杯を見てこの世界に入った
まさにこの大会が生んだアーティスト。
ジャグリングの歴史をたどりながら未来につなぐ作品を
市民文化会館前の会場に大勢の観衆を集めながら演じ、
まさに「凱旋公演」となった。
キレのある動きが素晴らしかった。



コミックトリオ エクイヴォキー、ウクライナ。
ちょっと昔のドリフのようなコメディやアクロバット、
様々な要素が混じった「ショー」は笑いであふれていた。



桔梗ブラザーズ、日本。
彼らを見るのは何度目だろうか。
しかしその都度実感するのは、進化だ。
ディアボロやクラブを扱う動きは、見るたびにキレが
増していて、圧倒される。
また、2人のシンクロした動きもさすが兄弟、
息の合い具合がばっちりだ。美しい。



前年チャンピオン、リウェイ、中国。
一本のワイヤーロープの上を自由に躍動するすごさ。
どうしてこの上で逆立ちや一輪車ができるのだろうか。
昨年は見逃していたが、ナイトパフォで満喫した。

米屋遊、日本。
ナイトパフォの〆、つまり今年の〆にするにあたり、
札の辻で行うKANA∞と青葉公園で行うこの米屋遊、
どちらを見てお開きにしようか、と悩んだ末、
前夜KANA∞を見て、十分元気もいただけたということで
今夜は米屋遊の方を見て、今年を締めくくることにした。
結果・・・、「楽しかった!!!!」
炎を使ったパフォーマンスがホント大迫力!!!!
また、合間合間に挟むMCが絶妙におもしろい!!
驚き、圧倒され、腹から笑い、あっという間の30分だった。

まだ「祭り」は続いているのに静岡を背にする寂しさと
冒頭にも書いた「楽しみ疲れ」に包まれ、帰路に。
また来週から、がんばろう。
そして来年もこの場所、空間に戻ってこられるように、
心身共に健康でいよう、心の底から切にそう思った。

「初」以来の衝撃!




今年もこの時期がやってきた。大道芸W杯 in 静岡2017。
心にほっこり温かいものを求めて、今年で12回目。
何とか健康で、この場所に戻ってくることができ、
今年も楽しませてもらっている。



朝少し出遅れてしまったが、昼過ぎの常磐公園からスタート。
インドのインクレディブルマカランブ。
ポールの上で、横で、3人の男たちが様々なポーズ。
力強さだけでなく、神秘さも漂うパフォーマンス。
続いては。



常磐公園2連発。
オーストラリアのサンズカンパニー。
シーソーを使ってのジャンプ、回転、空中ひねりなど、
アクロバティックな動きとスリルを楽しめた。
続いて、日本のカナ∞。



いやはや、ほぼ毎年欠かすことなく見ているが、
いつの間にこんなに表現力が豊かになったのだろうか。
動きのキレもさることながら、しなやかさ、表情、
心を動かされるぐらい素晴らしい。
ジャパンカップは逃してしまったようだが、
ぜひ、さらなる高みを目指して挑戦を続けてほしい。
そして


キリンビールで一杯やった後、ナイトパフォーマンス。
今日は札の辻に陣取って3つ続けて。
その2番目の加納真実。
シュールさ、観客を巻き込む巧みさ、
ホントに彼女は期待を裏切らない。
初め、このどこがおもしろいのか、という冷めた自分が
いつの間にか腹を抱えて笑っている、この変化って?



ダメじゃん小出。
いやはや、今日最高に面白かった(^-^;
毎年彼を見続けているが、今年はすごかった。
いつも大体彼の構成どおりに進んで、
それはある意味「お約束」の流れで、
それはそれでわかっていても面白いのだが、
今年は彼が引っ張り込んだ観客(子ども)が秀逸だった。
彼を「食ってしまう」かのような間とリアクション。
観客の笑いをこれでもかと取っていくのだ。
それに戸惑いつつ、その流れに乗って
さらに笑いの渦を広げていく、
彼の才能が随所に見られた30分、
この衝撃は、初めて彼をパルコ前で見かけて以来。
最高に楽しかった。
最後に、、
ガイドブックを読み込むと、今まで常連だったベテランが
密かに少しずつ姿を消していることに気づく。
毎年必ず足を運ぶ矢部亮も、今年は姿を消した。
(昨年、条件の悪い場所をあてがわれた怒りからか!?)
そんな中、新しいアーティストたちがFringe部門に。
今日見つけたのはこの人、Hiroki。



常磐公園から駿府(城)公園への移動中に見かけた。
まだまだ若く粗削りだが、いい雰囲気で演じていて、
面白いと感じた。
最初からじっくり見てみたい、そう感じた。

実は、今回は何年越しかの願いを叶え、お泊りで来ている。
ナイトパフォも最後までゆっくり楽しんだし、
その後の街の空気も楽しみながら、のんびり夜をふかした。
明日見たいアーティストを決め、もう一日満喫したい。