「幻の店」

ラーメンって概ね2コインでで食べられるものなのに、
どうしてこんなに幸せな気持ちになれるのだろう。
つくづくそう感じるお店を御紹介。
(何か、J1が終わってオフに入ってからというもの、
すっかりここは「食べブログ」になってしまってるな。)
訪ねたのは、浜松市中区鴨江の「麺処びぎ屋」。
20161113bigiya

麺をすすり、スープを口に含み続ける数分間を、
まさに至福のひとときにしてくれる、
そんな魔法の食べ物だった。
小麦の風味がよく、それでいてクセがない、
食感も心地よい細麺。
そして、鶏と節の香りがバランスよく口の中に広がり、
やわらかく、おだやかに体にしみこんでいくスープ。
白醤油の特製にしたが、醤油味も角が立っていない。
友人が「白の方がお薦め」と言ったのもよくわかる。
アクセントにいただくメンマもやわらかく、
チャーシューも噛むとしみ出る肉の旨味に
幸せを再確認できる至福の一杯、
さすが東京の本店はミシュランガイドに出ただけあるし、
浜松に出店した理由が地元静岡に恩返ししたいとの
店内の掲示を見て、嬉しく、ほっこりとした気持ちに。
間違いなくこれからも通いたいお店なのだが、
昼時の混雑は行列必至。
しかも車の置き場所がなかなかない。
店の前に3台、向かいの月極駐車場に5台程度か、
これではすぐに一杯だ。
駐車場で入場制限をやっているようなものだろうか。
豊橋の政次郎と同様に、運がよくないと入れない
「幻の店」になりそうだ。