通りに貼られていた「このままでは終われない」というコピーはそっくりそのまま自分に。

2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第15節
磐田 1-1 名古屋 @豊田スタジアム (Live)
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豊田市駅に向かって矢作川を渡る帰り道、
「赤」も「水色」も、いずれも言葉少なだった。
みんなこの一戦で勝ち点3を取れなかったことの意味を
よくわかっているのだろう。
ただ、耳を澄ませていると、「赤」の皆さんからは
何度となく、前指揮官を責め、こき下ろすような声が
多く聞こえてきた。
ピクシーほどのレジェンドではないにせよ、
クラブへの功労者であったはずのOB指揮官が、もはや
名古屋の街を普通に歩くことすらままならないこの状態。
「よそ様の話」で終わっているうちはいいが、
まさか「うちら」のクラブにも・・・?
もっとも年間9位の状態でチームを受け取ったあちらと
J2から上がったばかりのうちの指揮官では、
事情が異なるかもしれないけれど。
とはいえ、決して勝ち点1をとれたからよし、と
楽観できるような現状ではないし、ゲームでもなかった。
勝てれば残り2試合で勝ち点1で残留が決められたのに、
これで残り2試合で勝ち点4が必要な現状に。
うち1試合が浦和、ということを考えると、とても厳しい。
特に昨日のゲームを見ていると、大井が戻ってきたからか
ディフェンスには改善が見られたようだが、
攻めについては前半は全くといっていいほどダメだった。
後半こそキレのある松浦に川辺らが活性化されたのか
動きがよくなったし、サイドからも何度かチャンスを
作ることができたが、降格争い相手にあの程度。
優勝を目指す浦和にどれだけ通用するのか。
とはいえ、目の前で優勝を決められるという屈辱は
避けねばならない。
さしあたって、少なくとも勝ち点を取れる、
そんなゲームにしていく必要がある。