「今季最後かもしれない。」

20160228mia

「待ちに待った」
日曜日は、そんな思いで開田高原マイアを訪ねた。
思えば年末から5週続けて長野へ、岐阜へ。
かつてないハイペースのシーズンインだった。
しかし・・・その後ぱったりと途絶えてしまう。
開いたブランクは5週間。
用事で行けなかった週もあれば、
天候のため、泣く泣く断念した週もある。
特にここ2週間は天気に泣かされた。
出発前夜に中止を決めたなんてこともあった。
だから日曜の朝は本当にうれしかった。
やっと雪に乗れる、そんな思いで車を走らせた。
そして・・・。
前日の虚しい敗戦も、置いてきた仕事の山も、
これから先の自分の見通しも、すべて頭から消し、
風を切りながら麓へ落ちていくスピード感と
左右交互に足を踏み込みながら、エッジに、板に、
体重を預けていくことで滑りをコントロールする、
そんな楽しさに、約5時間どっぷり浸かり続けた。
よかったぁ(^_^;) ただ・・・、
少しずつ雪の間から顔をのぞかせ始めた草たちや、
時計が進むと共に緩く、重くなっていく雪に
春の訪れとシーズンの終わりを感じて
何とも言えないせつなさ、やりきれなさを
感じずにはいられなかった。

「これが今季最後かもしれないなぁ・・・。」