失望

2014 Jリーグディビジョン2 第29節
磐田 2-3 栃木 @ヤマハスタジアム(磐田)
20140831vs_tochigi

その方は、磐田在住の方でした。
だからといってジュビロ磐田の熱狂的サポというほどでも
ありませんでした。
ただ、何気なく持って歩いていたトートバッグに、
ふと見るとジュビロ磐田のロゴが入っていたり、
職場が変わった後も、出張先などで偶然に顔を合わせると
「どうだろうね、この頃のジュビロ磐田は。」
なんて、私に合わせてくださっているのか、
そんな話題をふってくださり、私の的外れな「熱弁」を
馬鹿にせずに聴いてくださったりもしました。

そんな方と突然のお別れをしなければならなくなり、
磐田市内の葬祭場での通夜に出かけました。
棺に入ったその方は、本当に眠っているかのように
おだやかな顔で目を閉じていらっしゃいました。
感謝の気持ちを心の中で念じてその場を後にし、
車を西貝塚へと走らせました。
勝つことが、その方の供養になる、
そう信じて、ゴール裏から声と手拍子を送りました。
それなのに・・・。

ちぐはぐな攻めでチャンスの芽をつぶされたかと思えば、
精度に欠けるロングボールを放り込んで、
ことごとく奪われる始末。
カウンターを命からがらしのぐと、
今度はボランチ4番を中心とした「弱気な横パス劇場」。
これではゴールのにおいが漂うわけもない。
そしてこちらのずさんなゴール前の守備を突かれ、
次々と得点を重ねられる始末。
何とか追いついても、そのたびに突き放され、
結局は追いつけないまま。情けない。
以前にも、こちらのブログで、
「このチームにはJ1で戦う力はない」と述べたが、
本当にそのとおりだと確信した。

このクラブには本当に失望した。
そしてあきらめにも近い、去年も味わったあの感覚を
受け止めながら、これから日々過ごしていくしかない。
自力昇格が困難に。情けない。