ある程度人生を重ねてくると、
「迷い」というものはそれなりに少なくなってくるのだが
(ないとは言わない)、
健康など、自分の力ではどうにもならない部分において
何とか神仏に祈り、それらにすがる中で、
残りの人生を何とか安らかで穏やかに過ごしたい、
と考えるようになってくる。
ということで、先週末の京都遠征においては、
西京極だけでなく、様々なスポットを巡りながら、
心を清め、力を得ようと、2日間、歩いてきた。
もうじきお祭りがやってくるこんなところや、
こんな世界遺産や(この先みんなそう)
私にとって初訪問となる、これまた世界遺産になっている
こんな神社や
それと同じ系のこれまた初訪問のこんなお宮や、
仕事で使う画像データを集めるために、
かつては偉い人の別荘だったこんなお寺に
中学校の修学旅行以来、行ってみたり、
こんなお庭があるお寺に、これまた初めて行ってみたり、
その近くの大きな仁王門がある、
徒然草で初めてその名を聞いたこんなお寺にも
初めて行ってみたり、
と、「初めて」を中心にあちこち回ることができた。
ただ、春に背中にできものができて、その完治を願う
自分は、やっぱりここが気になったかな・・・。
病気平癒の御祈祷で有名で、ガン封じや心身の病気平癒を
願う参拝客で賑わう蛸薬師堂。
だいぶよくなりつつある背中のできものの切開跡の
平癒などを願ってお参りした。やはり健康第一。
そしてもう一つ、今回の訪問の目玉はここ。
今回の宿泊先、ホテル杉長。
何のことはない、普通の和風旅館だ。
だがここを予約したのはわけがある。
ナイトゲームだし、のんびり泊まりで行こうと考え、
楽天トラベルで大浴場付きの宿を探していたら、
ふと目がこの宿に留まった。
遠い昔、十代の頃に聞いたことがある懐かしい名前。
そう、ここは中学校の修学旅行で宿泊した宿だった。
宿での記憶はほとんどなく、
テレビの深夜番組を見て盛り上がったり、
持って行ったCB無線のトランシーバで部屋同士通話し、
くだらない話をして盛り上がったりしたことぐらいか。
それでも玄関周りの店構えは、
そう言われれば何となくそんな感じだったかなぁ、
という気がした。
懐かしさと初めてを同時に味わいながらの、
私の「上洛」は終了した。
これはこれでたのしかったなぁ。