“Smile” は4年後への宿題

第22回オリンピック冬季競技大会 ソチ2014
アイスホッケー 女子 7,8位決定戦
日本女子代表 2-3 ドイツ女子代表
@ロシア・ソチ Shayba Arena

終戦だ。
残念ながら五輪初勝利をつかむことはできなかった。
やはり、早々の失点から、追う展開にならざるを
得なかったところから、痛かった。
ただ予選のドイツ戦の時とちがっていたのは、
あきらめることなく相手を追い続け、
積極的にシュートを放つ姿勢が見られたこと。
2ゴールを決めて、もしかしたらと第3ピリオドまで
同点、逆転の可能性を感じさせてくれたことには
このままでは終わりたくない、終わらせない
という彼女たちの思いを感じることができた。
もっとも全敗という事実は受け止めなければならない。
思ったのはやはり決定力。
特にせっかく得たパワープレーの時間に決められない。
1対1に弱く、相手が一人少ないのにもかかわらず、
相手に詰められるとミスをしたりパックを奪われたり。
そしてゴール前でのDFの甘さ。
どこかに、ぽっかりと守り切れていない穴があった。
さらに、それは本当に必要だったかと思える反則。
結果、キルプレーを招き、そこで何度失点したことか。

今大会は不本意な結果となってしまったが、
長野五輪以来16年ぶりに五輪への扉を開き、
世界の場で戦えたことは大きな蓄積となるだろう。
そして、ここで得たものを若い選手たちに
つないでいってほしい。
そして連盟も普及と強化に役割を果たしていってほしい。