誰の watchdog なのだ?

この投稿をアップするにあたってはいろいろ考えた。
こんなことを書くとお前は変人か、とか、
売国奴か、とか、山本太郎の一派か、とか、
そういう烙印を押されるのでは、と思って。
でもこれでは危ない、そう思いアップすることにした。
20140130nhk

記事の内容は、私も朝の身支度をしながらよく聴く
NHKラジオ「ラジオあさいちばん」の番組の中で、
ある大学教授が原発問題についてコメントしようと
したところ、NHKによる事前の原稿チェックの段階で
発言を控えるよう求められたというもの。
ここで私が気になったのは、原発云々の問題ではなく、
NHKが、時の政権の意に沿わないような内容を
排除するということが、これから始まるのではないか
ということ。
既に新会長が物議をかもす発言で話題になり、
国会にも呼ばれて体のいい言い訳を述べているが
その新会長の意向か、ここ最近のNHKは
時の政権の意向をくむ姿勢がやたらと目につく。
何よりも新会長の
「政府が『右』と言っているものを、
われわれが『左』と言うわけにはいかない。」

という発言には、空恐ろしさすら感じる。
報道機関が国民に正しい情報を取材し、提供し、
権力者のチェックをすることを放棄するなんて。
さすが政権が多くの「お友達」を経営委員に
送り込み、まつり上げた会長の発言だけある。
そうでなくても最近は、多くの週刊誌において
男性誌、女性誌共に、政権にすり寄るような
記事が目立ち、反政権論は集中攻撃を受けている。
この国のジャーナリズムには失望するばかりだ。
ネット上でも、政権の方針と異なる方向の発言を
不用意にしようものなら、売国奴扱いされ、
殲滅するまで叩き潰される。
恐ろしい世の中になったものだ。