「得意げな顔したこのリーグのリーダー」、これで満足か?

3連休に全く更新しないというグータラ生活をやっていて、
そろそろしなくては、と重い腰を上げようと思っていたら
これだから。
201300918kiben_no_nakanishi
Jリーグチェアマン、大東和美
そして競技・事業統括本部長、中西大介
よくもまぁ、こんなバカバカしい、茶番だらけの
レギュレーションを考えてくれたものだ。
矛盾をはらんだ2ステージ制の問題点を何年もかけて
洗い出して1期制に改善し、それが定着して9年。
確かに一時期の「Jリーグバブル」のような人気は今ない。
しかし、選手とサポーターは、一試合一試合のゲームを
全力で大切に戦いながら、勝ち点を積み上げ、
上位進出を、そしてJ1残留を目指して声援を送ってきた。
それが、一試合の重みなどどうでもよく、
半期で2位以内に入れば、もう片半期ではどん底でも
一発勝負で優勝を狙える、というバカげた仕組みに
一部の金の亡者のために逆戻りしようとしている。
半期の1位対2位で争った上で、さらに年間勝ち点1位と争う
という仕組みで、以前のチャンピオンシップとは異なり、
年間1位に配慮したというが、意味がわからない。
「新しくJリーグを見ていただける方を増やすことが目的」
中西大介は言っているが、こんなシステムを導入したところで
一体どれだけの人間がJリーグを見に来るのだろうか。
一発勝負のポストシーズンマッチに足を運ぶ客が多少増えても
一試合一試合の重みが薄くなるレギュラーシーズンに
どれだけの観客が今以上に足を運ぶようになるのだろうか。
実際某クラブは「授業」と称して小学生をスタジアムに呼んだり
タダ券をバラまいたりしているが、一体そのうちのどれだけが
リピーターになって客足増に結びついているのだろうか。
肝心の選手たちが、各試合を安易な甘えた気持ちで戦い、
「次につながる」なんて意味不明な弁解で「負けを肯定」し、
そんな試合を見せられて、また来ようなんて思うわけがない。

エキサイティングなゲームに戻すことが第一にすべきことだ。
また、ポストシーズンマッチを地上波のテレビ放映で放送して、
放映権料を目論んでいるようだが、地方クラブ同士の戦いが
地上波で一体どれだけ視聴率を取れるのだろうか。
そもそもJ1の放映権をスカパー!に独占で売り飛ばして、
地上波からJの中継を消したのは、Jリーグ自身じゃないのか。

以下が、中西大介の詭弁だ。(「サッカーキング」より引用)
「決して今まで一緒に歩んできたファン・サポーターの
 皆さんを裏切るわけではなく、新しいファンを迎え入れて
 もらって、さらに大きなものにしていきたいと考えています。
 そのためには、まず皆さんが愛しているJリーグへの
 過小評価を適性に戻すというプロセスが必要であることを
 理解していただきたい。
 それが将来的な発展につながると思っています。」

現在J1に通うコアなサポの多くが反対してる中での強行劇。
リピーターになるかもわからない新規の客を取るために
これまでずっと通い続けてきた常連客の意向を全く無視して
店を新規改装し、メニューもガラッと変えるってか?
そんな店に、今までどおり通えるかってんだ。

私自身、15シーズンに仮に磐田がJ1にいたとしても、
シーズンチケットを買うかどうか、考えさせてもらうよ。