代々木に集った同志たち、君は今も変わっていないか。

連休中、お出かけの電車の中で聴いていたのが
マドンナと、もう一つ、これ。

この春、ZIP-FMで久しぶりに彼の歌声を聴いてビビッときた。
そして早速TSUTAYAでCDを探してみたが・・・、ない。
そう、最近のCDショップは売れ筋の曲は大量にそろえるが、
そうでない曲は余分に仕入れないのだ。
余分な在庫は抱えない、
確かに商売では鉄則だが、これではショップに足が向かない。
仕方なくamazonで購入した。
英語の歌詞の意味はよくわからないが、
「俺たちは自分のことは自分で何とかするんだ」と歌う
“We Take Care Of Our Own”をはじめ、
どの曲もストレートに心に飛び込んでくる。
80年代、冷戦末期の祖国に憂国のメッセージを発するなど
熱く吠えてきた彼の魂は今も変わらず、健在だった。
85年の春、代々木で熱く拳を突き上げた同志たちよ。
ボスは今も変わってないぞ。俺たちはどうだ?
列車の中で聴きながら、そんなことを感じ、自問自答した。
クレランス・クレモンズが、実は今は亡き人になっている
ということを、このCD購入後に初めて知ったが、
この中の何曲かには、彼の演奏も収録されている。
彼にとっては遺作、ということになるのだろうか。
そういう意味でも、ぜひ聴いてほしいアルバムだ。