結局、「成長」を求めて出て行かれる、そんなチームだ。

磐田について、どこかで総括をと思っていたが、
忙しいのと移籍報道の行方を見極めようと思ってたら
こんな年末になっちゃった。

今季の最終成績については・・・納得できない。
だってACLに出場し、優勝争いできるチームにすることが
3年越しの目標だったんでしょ?
なのに賞金圏外、「中位」がやっと。
それでも心打たれる熱い試合を見せてくれたならばいいが、
虚しく心を動かされないゲームに、失望させられた。
以前にも書いたが、3年もかけてこの程度、という結果では
(実際、柏は昇格1年目から、世界でベスト4なのだ。)
監督交代も、戦力外選手の放出も、当然だと思う。
パクがいたころは左右からスピーディーな攻めができていて、
中央の山田や小林も、その中に入ることで成長できた。
しかし、パクを放出したあたりから迷走が始まった。
適切な補強を行わず、那須をどう扱うのか一貫した方針もなく、
「便利」と「思いつき」でいろんなポジションをたらい回し。
当然、組織的な攻撃はもちろん、守備も機能するわけもなく、
ゴール数が減る一方で、失点は増え、
なのに指揮官は何か効果的な対応するでもなし。
これでは、選手間にいろんな意味での
「きしみ」が生じてきても仕方があるまい。
主力スタメン級の1/3以上が、移籍報道でガタつくなんて、
それも海外でなく、J1への移籍で
「自分を成長させたい」なんてコメントが出てくるなんて、
一体どういうことだ!?
その分、あわてて補強で対応しようとしているようだが、
それならここまでの3年間のチームづくりは一体何だったのか?
どういうビジョンでこれまでチームを作ってきたのか見えないし、
これからどういうチームを作っていこうとしているのか、
全く展望がもてない。
こんなチーム、フロントに、期待するしかないのが残念だ。
新体制は未知数だが、信じるしかない。
ただ、来季のシーズンシート購入はもう少し考えようと思う。