(BGMには、浜田省吾のDADDY’S TOWNをどうぞ)
かつて、この町が嫌いな頃があった。
十代の頃は、ちっぽけで閉ざされたこの町が嫌いで、
浜田省吾が出した「DOWN BY THE MAINSTREET」を聞くと
この町のことを歌っているのではないかと共感するぐらいだった。
大学を卒業した時も、地元で就職できたことに安堵しながらも、
心のどこかにこの町に戻ることへの複雑な思いを感じていた。
しかし、この町に背を向けることをやめ、
向かい合い、人とふれ合うことにより、気持ちは変わっていった。
いつの間にか、「誇り」すら感じるようになった。
それだけに、この町が「消滅」してしまうことは残念だ。
とはいえ、決して新市に否定的な考えをもっているわけではない。
相手の市がこの町のよさや今まで積み上げてきたものを大切にし
共に新たな地域づくりを目指しているなら前向きに受け止めたい。
でも、実際はどうなのかな。例えば、市章。
県内の合併では人口差の大きかった藤枝・岡部や焼津・大井川、
富士・富士川、沼津・戸田などを除き、市章を改めている。
「あの某政令市でさえ」(tomyさん、ゴメン)市章を改めた。
なのに、今回の合併に、それはない。
つまりは、こっちに合わせなさいと?
市章一つだけで吸収する側の姿勢を問うってどうよと言われれば
そのとおりだが、市章だけに「象徴的」とは言えないだろうか。
いつか新市のことを胸を張ってMy Hometownと言えるように
私も、私なりにできることはしていきたいと思っている。
だからこそ「お隣さん」にも、「一から新たに」でお願いしたい。
明日からなのに、気が早いっつーの。