縁の下のポニョ


自宅のすぐ脇の旧宅を解体した跡地を
毎日十人近い作業員の人たちが丁寧に掘っている。
地元の教育委員会が発掘しているのだ。
なぜ? と思う方が多いのではと思うが、
実は私の自宅はある文化財と隣接している。
その関係で、その周辺も調査しているのだ。
現在、旧宅跡は名義が地元自治体のものとなり、
わが家のものではないのだが、
やはり何が出てくるのか気になる。
最初のうちは貝殻の食べかすなどばかり
出てきていたようだが、先日ついに、
その文化財のかつての敷地境界を示した
柵というか杭のようなものが出てきたようだ。
発掘作業の時間は私にとって仕事の勤務時間にあたり、
直接作業の様子を見ることはできないのだが、
できることなら、その杭の跡を一度見てみたいものだ。
本当にその杭が木柵だとしたら、今までそんなものが
自分の下にあるとは知らずに生活していたわけで
何だかビックリだ。