その日が来た

まだまだ先と思っていながら
ついにその日がやってくるというのは結構あるものだ。
今回もその一つと言えるだろう。
「2009年3月JRダイヤ改正」
思い起こせばここ最近のJRダイヤ改正はいいことが全くない。
そんな中でも今回の「改正」は最悪で、
「改悪」以外の何者でもない。
まず、ムーンライトながらの定期運行の廃止。
関東方面のゲームで遅くなってしまった際の帰りの足が
なくなってしまうわけで、とても痛い。
そして九州行きブルトレ「はやぶさ・富士」の廃止。

これを使う機会は本当に少ないが、
大分遠征の貴重な足が姿を消してしまうという意味でも、
幼いころから憧れをもって見送ってきたブルートレインが
東海道から姿を消してしまうという意味でも、
とても残念である。
それでも一昨年の大分遠征の際、
一度だけではあるがこれに乗車し、車中で一晩を過ごした。
今思えば、あれが最初で最後の東海道のブルトレ。
貴重な体験となってしまった。
「サンライズ出雲・瀬戸」が残るとはいえ、
あの青い車体と行先表示板は遠い街への旅情をかき立て、
子どものころからあこがれを抱いて見送ってきた。
いつの日か再び日本の景気が上向き、
また「夜行列車」が見直される時代が来ることを、
そして青い特急が東海道に復活する日が来ることを、
わずかではあるがのぞみをつないでいきたい。